* 不思議な少女 * 「うわぁーすごい!」 ツイストサーブ打ったよ! あの帽子の一年生? すごい、すごい。 「・・・アンタ誰?」 「ア・ン・タ?(怒)」 「・・・・・・。」 「先輩様に向かってそんな口聞いていいわけ?」 「別に・・・。」 「まぁいいわ。」 にっこり。 目の前の多分、先輩はすごく綺麗に微笑んだ。 「・・・///」 可愛いじゃん、この人。 「私はね。」 「・・・越前リョーマ。」 「私ね、アンタとか、お前とか言われるのすっごく嫌いなの。」 「ふーん・・・じゃあ先輩って呼んでいい?」 「うん、名前なら全く問題なし。私はリョマちゃんって呼ぶから。」 にっこり。 さっきとは全然違う微笑。 さっきの笑顔はどっちかって言うと綺麗だった。 でも、今の微笑みは・・・すごく可愛いと思えた。 「部外者は立ち入り禁止だ!」 「・・・アンタ誰?」 部外者ですって? この私が? 「ちなみに私は今日からここのマネージャー予定のよ。」 「残念だったな、ウチの部はマネージャーをとらないんだぜ!」 「クス、私は特別なの。」 アンタ誰よ。 人を勝手に部外者扱いにしないでもらえる? 「レギュラーだ!」 「国ちゃん!」 「・・・・・・・・・。」 「私、部外者扱いにされたー!」 とりあえず国ちゃんに泣きつくこと決定。 確か国ちゃんって部長だし。 一番偉いこと間違いなしだよね。 「・・・紹介する、今日からマネージャーになるだ。」 「です。今日からよろしくお願いします。 ちなみに1年の時は立海テニス部、2年の時は氷帝テニス部のマネしてました。」 にっこり。 また先輩はあの笑顔で笑った。 綺麗な綺麗な笑顔で。 「情報は流さないからシクヨロ☆」 「「「「「「・・・・・・。」」」」」」 「ちゃん・・・それって古いよ。」 「嘘ー2年前にブンちゃんに言われたから・・・やっぱり古いのね!」 ブンちゃんめ・・・・・・! 今度スカッドサーブ打ってやる!! チョタちゃんの見よう見まねだけど! 「まぁとりあえずよろしくお願いします!」 「。」 「ん?」 「これから宜しく頼む。」 「任せて、楽しませてあげるから。」 楽しく楽しくいっぱい遊んであげる。 |