* 不思議な少女 * 「ただいま。」 「おかえりーリョマちゃんv」 普通にいつも通り家に帰った。 なのに・・・ありえない人がウチにいた。 「先輩?!」 「うん、先輩☆」 「何でいるわけ?」 「えぇー今日からお世話になります。」 「はぁ?」 「いやぁーさすがにたろーちゃんのお家から青学までって遠くてねぇ・・・。 毎日たろーちゃんに車で送ってもらうのもいいなぁって思ったんだけど、朝から騒がしくなるの飽きて。 よってそのことをスミレちゃんに訴えたらここに居候させていただくことになりました☆シクヨロv」 だってたろーちゃんのお家から出たら待ち構えてくれてたのよ、氷帝のみんなが。 さすがに朝からあのメンバーといたら・・・私が笑いすぎで死んじゃう。 面白いんだもん、アイツ等の会話。 ちなみに今日は氷帝のみんなと登校しました、青学まで。 いやぁー有名だったのね、アイツ等。 女の子たちの黄色い声に驚いたわ、本当に。 「先輩、それ古い。」 「・・・そういえばさっきも言われたね。ブンちゃんに古いって教えてあげなきゃ。」 そしてスカッドサーブを! あっレーザーもいいなぁ。 比呂ちゃんに今度見せてもらおうっと☆ 「というわけで、よろしくね?」 「うぃーっす。」 「まぁ迷惑だったら言ってね、国ちゃんの家に逃げるから。」 「迷惑じゃないっす!!」 むしろいて下さい! 国ちゃんって部長だよね。 何となく嫌だし、部長のところなんかに行かれるの。 「よかったーありがと。」 にっこり。 この笑顔独り占めしたいなんて思った。 「リョマちゃんの家いいね、テニスコート!」 「先輩テニスできるの?」 「お遊び程度にねv」 「じゃあやろーよ。」 「いいのー?」 「もちろん。」 「よし、勝負だリョマちゃん!」 「サーブもらうねー!」 「どーぞ。」 「行くよー!一球入魂!」 ごめん、チョタちゃんの技借ります。 セリフも。 「うわっ!」 「リョマちゃん!!」 えっと・・・・・・けーちゃんの二の舞を起こしました。 ごめん、リョマちゃん。 サーブ直撃、しかも頭! 「おじサマー!!どうしよー!リョマちゃんが倒れたー!!」 「大丈夫だろー。」 「とりあえず運ぶの手伝って下さいー!」 「・・・んっ・・・」 「リョマちゃん、大丈夫?」 「・・・・・・。」 「ごめんね、サーブ直撃させちゃった。」 先輩のサーブを直撃するなんて・・・ しかもあのサーブなんか変だったし。 普通回転しながら左右に揺れて斜めに何回転もする?! 「・・・俺もまだまだだね。」 まぁいいや。 先輩、これから覚悟してよね? |