* 魔王と悪魔 *










「良い天気っすね♪」


「良いお天気だね。」


「そうですねー。」



ただ今、周助と赤也とお出かけ中。

ちゃんとお休みの日みたいです。



さん、どこ行きたい?」


、どこに行こうか?」



3人で仲良く遊べるところ・・・。

どこ?!いったいどこ?!



「アイスクリーム食べたい。」


「行きましょう、さん。」


「じゃあ行こうか、。」


「うん・・・ってどうしてバラバラに行こうとするの?」



右に向かおうとする赤也。

左に向かおうとする周助。



「こっちに美味しいアイスクリーム屋さんがあるんですよー!」


「こっちに美味しいアイスクリーム屋さんがあるんだよ。」



アイスクリーム屋さん失敗。

3人で仲良く・・・仲良く・・・仲良く・・・。



「ねぇ・・・」



「「何?!」」



「3人で遊べるところない?」



あっちょっと不満そうな顔してる。

よし、こういうときこそが教えてくれた秘策を使わなきゃね。




















『男はね、絶対に上目遣いに弱いのよ!』


『そういうものなの?』


『そういうもの!』


『へぇ・・・。』


『でっ最後にちょっと可愛く「ダメ?」っていうの!完璧よ!』


って何でも知ってるねーすごいすごい。』


『当たり前でしょ!しかしもすごいよねー。』


『えぇ?』


『青学の不二くんも、立海の切原くんも有名じゃん!』


『有名だったんだねー。』


『跡部くんの幼馴染なのに何で知らないの?!』


『うーん・・・興味ないから?』


『・・・。』


『今は?』


『あのふたりのこと?』


『そう!』


『好きよ、すっごく。』


『どっちか選ばないの?』


『・・・選べないの。』


『そっかー頑張れ。』


『うん、ありがとう。』


『全く羨ましすぎるぞー!あっあの秘策効いたら教えてよね。』


『うん。』




















「私は仲良く3人で遊びたいなぁ・・・。」



((可愛い・・・っっ!!))



「ダメ?」


「3人でですね!」


「3人でだね。」



もしかして成功?

さすが



「でもやっぱりアイスクリーム食べたい、私のお奨めのお店行こ?」


「行きましょう!」


「じゃあ行こうか。」



やっぱり私はふたりが大好きです。

ふたりの気持ちがすごく嬉しいです。


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