* 赤目と最強 *










せんぱぁーいvvvvvっていないじゃん!」


「切原くん、ならこっちだよ。」


先輩どーも!」



この人は先輩。

テニス部のマネージャーをしてくれてる。

俺の味方な先輩。



「いえいえ。」


どうして言っちゃうのよー!」


「だって可愛い後輩だもん。」


「私は可愛いお友達じゃないの?」


「うん。」


「ひどい・・・っ」


先輩!俺が慰めてあげるっすよ!」



この人は先輩。

先輩の友達で俺の想い人。



「結構です!ヒロロンに慰めてもらうもん!」



「「ヒロロン?!」」



「うぇーんっヒロローン!とワカメが苛める!」


「そのヒロロンと言うのはやめてくださいと言ったでしょう?」


「だってヒロロンって可愛いじゃん!」


「ってひろろんって柳生先輩だったんですか。」


「そういえば柳生くんって下の名前比呂士だったもんね。」


「そこ、納得しないで頂きたいですね。」


「もう!ヒロロン、テニス部の部員とマネージャーどうにかしてよ!」


「と言われましても・・・。」


は私のことワカメに売るし!!」


「だって切原くんは可愛い後輩だし。」


「ワカメってもしかして俺っすか?」


「他に誰がいるのよ。」


「ひどいっすよー!!」


「はいはい、痴話喧嘩はやめなさい。」


「痴話喧嘩vいい響きっすねー。」


「ヒロローン(泣)」


「あっ柳生先輩!先輩に触んないでくださいよね。」



柳生先輩に抱きついている先輩を引き剥がす。

俺に抱きついてくれればいいのに・・・。



「ヒロローン・・・っっ」



俺の腕の中でジタバタしている。

何と言うか・・・可愛すぎっすよ!



「むぅ・・・離せーワカメ!!」


「嫌っすよ。」


「こうなったら・・・助けて幸ちゃんー!!」




















、呼んだ?」


「幸ちゃんー!!」



「「「幸村くん(部長)?!」」」



「大丈夫?」


「あのね、もワカメもヒロロンも敵なの。」


「そっか・・・可哀想に・・・。」



幸村部長は先輩の頭を撫でている。

まるで子供をあやすように。



「赤也、さん、柳生・・・グランド20周ね。」


「ちょっと幸村くん?!あたしはマネージャーだよ!」


を赤也に売るなんて許せないからね。」


「ってどこから訊いてたの?!」


のことは何でもわかっているよ。」


「・・・(恐)」


「幸村くん、私は関係ないのですが・・・。」


が抱きついていたみたいだからね。」


「・・・・・・わかりました。」


「勘弁してくださいよー!」


「赤也は50周に増やしてあげようか?」


「遠慮するっす!!」



幸村部長って先輩のこととなると本当に怖すぎ!!

って言うか・・・名前で呼んでること自体ズルイ。


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