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* 天才と俺様 * ｢いい加減にしてよあなた達！！｣ ｢はいはい、ーちょっと落ち着きなさい。｣ ｢どうして落ち着いていられるのよ、！｣ ｢だって私に被害はないし。｣ ｢・・・。｣ ｢そんな怒ってると可愛い顔が台無しやで、ちゃん？｣ ｢あなた達のせいでしょうが・・・！！｣ ｢フッ・・・そんなに照れなくてもいいんだぜ？｣ ｢やっぱり馬鹿だったのね、跡部景吾。｣ はい、私、。 目の前にいるのはあの有名は跡部景吾と忍足侑士。 そして・・・親友だったりする。 ｢どうしてあなた達は私にこうも付き纏うの？！｣ ｢好きやからに決まってるやん。｣ ｢愛してるぜ、。｣ 私から言わせればこいつらふたりは顔が良いだけ。 本当に馬鹿です。 あの時から、このふたりはに惚れちゃってみたいで・・・毎日こうやってに付き纏っています。 ｢ってどういう人が好きなのー？｣ ｢王子様みたいな人！｣ ｢俺を王子と人は呼ぶぜ。｣ ｢俺かて王子様やんｖ｣ どこが？！ってが顔をしている。 うん、その気持ち私もわかるよ。 こいつらがが思っているような王子様であるはずがない。 ｢私が思う王子様って言うのは・・・まず沢山の女の子となんて付き合ってません！｣ ｢｢・・・・・・。｣｣ うわっ・・・痛いとこ突いたわね、。 こいつら女は選り取り緑で両手に花だもんねー。 今も何人の女と同時に付き合ってるかわかったもんじゃない。 ｢失礼します。｣ そう言っては出て行ってしまう。 ちなみにここはのクラス、あの跡部景吾と忍足侑士がの為にこうしていつもやって来ている。 ｢はぁ・・・あんた達馬鹿ね。｣ ｢ヒドイなー。｣ ｢ハッ俺様が馬鹿だと？｣ ｢馬鹿よ馬鹿、大馬鹿者よ。｣ ｢｢・・・・・・。｣｣ ｢そんなにのこと好きなわけ？｣ ｢大好きやでｖ｣ ｢でも、は迷惑してんのよ。｣ ｢ああいう女はこうでもしねぇとわかんねぇーんだよ。｣ ｢は鈍感だし、あんた達の気持ちもはっきり言って全然わかってないだろうけど・・・ あのこ結構色々言われてるのよ、あんた達が近づくようになってから。あんた達のファンにね。｣ ｢なんだと？｣ ｢そうやったん？｣ ｢はぁ？あんた達知らなかったわけ？｣ ｢ちょっと待ってーや、今、ちゃん危ないんちゃうん？｣ ｢行くぞ、忍足！｣ ｢当たり前や！｣ ったく、何で早く気付かないのよ。 私はあいつらがどれだけのことを愛しちゃってるかもわかってる。 だから私はを追いかけなかった。 あいつらにチャンスをあげるために。 |