* シャッターチャンス * 「・・・何やってんの?先輩。」 テニスコートのフェンスに凭れている先輩を見つけた。 普通ならコートの中に入って先輩たちと一緒にいるはずなのに・・・・・・ 「あっリョーマ。遅いぞ!」 「図書委員だったんッス。」 「そっか、じゃあお疲れ様だね。」 「で、何やってんの?」 「うーん・・・・・・シャッターチャンスを待ってるの。」 「はぁ?」 「新聞部のお友達に頼まれちゃってね。レギュラーの写真。」 「・・・・・・。」 「しかも意外なものだったら高額で買ってくれるって言ってくれて・・・部費の足しにしようと思ってるの。」 「ふーん・・・・・・。」 「ささっリョーマも部室行って!ちゃんと用意してるから。」 「用意って何?」 「それは行ってからのお楽しみ。」 「どうも。委員会で遅れました。」 部室に入ってみるとそこには・・・・・・袴姿の先輩たちがいた。 「何やってるんッスか?」 「あぁ、越前。ほら君もこれに着替えて。」 「はぁ?」 「からのお願いなんだよ。」 「この袴は剣道部から借りてきた確立89%。」 「が俺たちの袴姿の写真撮りたいんだってー。」 「からのお願いだからね、手塚も断れなかったんだ。」 「・・・・・・。」 ここにいる先輩たちはとにかく先輩には甘い。 鬼部長って言われてる手塚部長でさえも先輩のお願いは絶対に訊いている。 「ふーん・・・・・・とりあえずそれに着替えればいいんッスね?」 「うん、そういうことだよ。」 「わかりました。」 コンコン♪ 「入ってもいい?」 「どうぞ。」 「うわぁー!みんな似合う!狙った通り!」 「!俺、似合うかにゃ?!」 「うん、似合ってるよー英二v」 「それで、この恰好をするだけでいいの?」 「うーん・・・この格好でテニスなんてやってみる?」 「テニスよりも羽根突きの方がいいと思うぞ。ここに用意をしてある。」 「さすが!貞治だね!じゃあ羽根突き決定ー!」 「賛成ッス!」 「じゃあ・・・・・・国光ペアvs周助!英二vs隆さん!リョーマvs秀一郎!貞治vs桃ちゃん! 薫ちゃんvs・・・・・・あれ?ひとり足りない?うーん・・・じゃあ・・・スミレちゃんとねー!」 「先輩は?」 「私はカメラ係です、今回の目的がそれだし。」 「えぇ〜も一緒に羽根突きやるにゃ!」 「うーん・・・」 「僕もと羽根突きやりたいなv」 「でもー部費ー。」 「一緒に羽根突きやってからでもいいじゃん。」 「・・・そうだね!私も羽根突きやりたかったんだ〜v」 「じゃあ・・・やりましょ、先輩v」 「桃、抜け駆けはいけないな。」 「そうだにゃ!」 「桃城、グランド10周だ!」 「そりゃないッスよ〜。」 *************************************************************** キリ番を踏んでくださった陽子さんに捧げます。 逆ハー・・・すみません、中途半端になってしまって・・・ リクに適ってなくて本当にごめんなさいー!! とりあえず、青学逆ハーにしてみました。 青学ってあまり書かないから・・・難しかったです・・・。 キリ番リクありがとう御座いました! |