* 合同合宿 * 「ん・・・今何時?」 時計を見る。 指す時間のは9時。 集合時間は9時。 「やばっ!」 「やぁーん、遅刻ー!」 ガチャっっ 「え・・・姉!?」 「リョーマ!?」 「姉なんでいるの?」 「リョーマこそ!」 「寝坊した。」 「えへへ、私も。」 「姉は集合時間何時?」 「9時。」 「一緒じゃん。」 「集合場所は?」 「○○バス停留場。」 「俺も。」 「ってこんなに呑気にお話してる場合じゃなかったね。」 「忘れてた。」 「とりあえず急ごう?」 「了解!」 「「行ってきまーす!」」 「遅い。」 「また遅刻か?」 「俺寝坊だと思うぜ!」 「遅いな。」 「また産気づいた妊婦さん助けてるのかなぁー?」 「寝坊だろう・・・。」 「「「「「「氷帝?!」」」」」」 「「「「「「青学?!」」」」」」 「何でお前らがいるんだ、あーん?」 「それはこちらの台詞だ。」 「俺たちは今日から合宿だ。」 「俺たちもだ。」 「「・・・・・・。」」 「おい手塚、どこで合宿だ?」 「○○合宿場だ。」 「・・・。」 「お前達はどこでなんだ?」 「○○合宿場。」 「「・・・・・・。」」 「一緒かよ・・・。」 「そのようだな。」 「まさかバスも同じか?」 「そうであろうな。」 「「・・・・・・。」」 〜♪ 「もしもし、景ちゃん?」 「もしもし、手塚部長っすか?」 「「遅れます!」」 ピッ 「「・・・・・・。」」 「手塚?」 「跡部?」 「電話、からだったんじゃないのー?」 「オチビじゃなかったのかにゃ?」 「遅れるんだってよ。」 「遅れるそうだ。」 「「遅れました!」」 「越前!遅いぞ!」 「!遅かったじゃねぇーか。」 「「は、はい!」」 「リョーマのところの顧問さん怖いよぉ・・・。」 「この人部長なんだけど。」 「え?!」 耳打ちで話す。 「嘘ぉー!!見えない!見えない!」 「声が大きい。」 「だって・・・!見えないじゃない!」 目の前にはキレかけの部長。 一番近い位置には最愛の姉。 いわゆる天国と地獄。 |