* 合同合宿 *










、荷物貸せよ。」


「え?」


「持ってやる。」


「でも・・・景ちゃん荷物は・・・?」


「樺地!」


「ウス。」


「・・・もう、自分の荷物は自分で持たなきゃダメでしょ・・・。」


「・・・。」


「気持ちだけで十分、ありがとうね。」


「跡部さん大丈夫っすよ、姉の荷物は俺が持つから。」


「リョーマ?」


「越前・・・。」


「どうせ姉のことだから関係ないものいっぱい持ってきてるんでしょ?」


「か、関係ないものばかりじゃないもん。」



姉の鞄からあるものを出す。

昨日の夜、用意していたのを見た。



「ふーん・・・これも?」


「あっ・・・リョーマ!」


姉好きだよね、花火。」


「・・・悪い?」



涙目になりながら俺を睨みつける。

げっ本気で怒ってる。



「・・・ごめん、姉。」


「リョーマのバカ!罰としてちゃんと荷物運んでよね。」


「・・・りょーかい。」



姉に俺は弱い。

あの目で言われたら絶対に断れない。



「リョーマも嫌いじゃないでしょ?」


「まぁーね。」


「みんなでしようね、花火。」



本当は姉とふたりでしたいけど・・・。

この場所でそれは叶わない。




















「じゃあメニューの発表です。

太郎ちゃんと竜崎先生とお話して・・・合同合宿となりました。」



「「「「「「「「「「合同合宿?!」」」」」」」」」」



「まず合宿場周り10周ね。」



「「「「「「「「「「えぇー!」」」」」」」」」」



「制限時間は30分、制限時間内に帰って来れなかったら・・・スペシャルだからねv」



「「「「「げっ!」」」」」



氷帝の人達が嫌そうな顔した。

姉・・・スペシャルって何?



!殺す気か?!」


「うげーアレは飲みたくないCー!」


「マジで勘弁してくれー!」


「止めてくれや・・・。」


「・・・・・・最悪だな。」


先輩ーお願いだからアレだけはやめて!」


「・・・下剋上だ!」


「ウス。」



かなり反抗してるんですけど・・・氷帝の人達・・・。

あの跡部さんでさえ怯えてるし。



「そんなにすごいの?」


「ただのフルーツジュースだよー。」


「そういえば姉って料理できたっけ・・・?」


「できないよー。」



そういえばこの前目玉焼き作ろうとして炭にしてたような・・・。



「でも、ミキサーにかけるだけだからね。」



確かにそうかもしれない。

でも、あの人達の怯え様・・・。



「じゃあみんなーよーいスタート!」


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