* 強さを求める為に *










君といる時間。

僕にとっては大切な一時。




















コンコンっ





「はぁーい?」


、入ってもいい?」


「周助?うん、どうぞ。」


「ありがとう。」


「あれ?ひとり?」


「そうなんだ、とふたりで話がしたくてね。」


「そっかぁーあっ座って?」


「うん。」


「紅茶でいい?」


「うん、ありがとう。」




















「ねぇ・・・。」


「ん?」


「僕じゃ手塚の代わりにはなれないかな?」


「え?」


「なれないかな?」


「なれないよ。」


「そっか・・・」


「だって・・・周助は周助だもん。

国光は国光・・・代わりとかそんなのじゃなくて・・・」


「・・・。」


「ふたりは違うもん。」


「・・・。」


「なら僕は・・・に頼ってはもらえない?」


「え・・・?」


は一番手塚に頼ってるよね。」


「う、うん・・・」


「僕じゃダメなの?」


「・・・。」


「・・・。」


「私は弱いの・・・。」


?」


「私に国光が一番に手を差し延べてくれた・・・。

だからその優しさに今も甘えちゃってる・・・私は弱いから・・・。」


「・・・。」


「そんな私に・・・周助の言葉は勿体無いよ・・・」


「・・・。」


「・・・。」


「・・・いいよ、頼ってくれて。」


「え・・・?」


「僕はに頼ってもらいたいから。

は頑張りすぎだから、もう少し周りに頼ればいい。」


「・・・。」


「手塚だけじゃなく、僕にもね?」


「・・・うん、ありがと・・・。」


「話したかったことはこれだけなんだ。」


「うん・・・。」


が苦しい時、悲しいとき・・・

今、手塚がいない間だけでもいいから一番に僕に言って?」


「本当に、ありがとう・・・周助・・・っ」


「10時からプールでみんなで遊ぶって言ってたよ。」


「本当?楽しみだね。」


「それじゃ僕は行くね。」


「また後でね。」


「うん。」


「周助!ありがとう!」



良かった、君の笑顔が見れて。

本当に良かった・・・





















「越前。」


「ども。」


のところかい?」


「そーっす。」


「・・・。」


「俺だって、不二先輩と同じ気持ちですから。」


「そう・・・。」


「じゃあ俺行くんで。」


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