* 優しい彼等 *










!」


扉を開けるとすぐに千石が飛び出してくる。





抱きっ





「キヨ、ただいまー。」


「お帰り!心配したんだよ。」


「ちゃんと連絡したでしょ。」


「そうだけどね、相手が跡部くんだしねぇ・・・。」


「どういう意味だよ。」



を抱きしめている千石に少々イラつきを覚えながらも声をかける。



「そのまんまの意味だよー。、何もされなかった?」


「うん?大丈夫だよー。」


「へぇーあの跡部くんがねぇ・・・。」


「景吾、優しいよ?」



そんなこというのはお前くらいだぜ。

全く・・・だからこそ簡単に手を出せない。



「まぁいいや、跡部くん!」


「何だ?」


のこと、ありがとねー。」


「・・・ああ。」



こいつは全部知っているんだろう。

のことも、何もかも。



「後さ、俺が言うのってなんか変だけど、のことよろしく。」


「・・・任せろ。」




















「キヨー聞いて聞いてv」


「どうしたんだい?」


「今日ね、国光と周助と話した。あと、リョーマも。」


「リョーマってああ、越後屋くんね。」


「越後屋くんだっけ?・・・まぁいいや。」


「で、どうだったんだい?」


「優しかった・・・。」


「そっかーよかったね。」


「うん、良かった。」


「本当はさーと一緒に山吹通いたかったけど・・・氷帝に行ってよかったみたいだね。」


「・・・うん、山吹も行きたかったけど・・・氷帝、好きだよ。」



すごく好き。

氷帝には私の居場所がある。

それがすごく嬉しいの。



「でも、キヨの言う地味’sさんたち見てみたい。」


「面白いよー。」


「今度紹介してね?」


「もちろん。あと、面白いのがひとりいるんだー。」


「面白いの?」


「亜久津っていってねー面白い奴だよ、色んな意味で。」


「逢ってみたい、その人も!」



キヨも優しい。

すごく、すごく優しい・・・。

大好き。



「私キヨ大好きー。」


「俺も大好きだよ。」


「わぁーいv」



私がこうして笑っていられるのはきっと・・・

キヨのお陰でもあるから。

本当にありがとう。



「本当に、いつもありがとうね。」


「いえいえ、どう致しましてー。」



この幸せな毎日が・・・

ずっと続くことを祈ってもいいですか?




 







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