* 毎日の過ごし方 * お昼ご飯はみんなで屋上で食べる。 雨が降ったときは部室で。 それがいつものお昼休み。 「そういえば、音楽の課題どうだったんだ?」 「うん、放課後音楽鑑賞の感想出せばいいって。」 「ずるいCー。」 「音楽鑑賞だけなんて羨ましすぎ!」 「あの課題結構大変だったんだよー。」 「そうなの?」 「ってお前話し聞いてなかったのかよ。」 「うん、たぶん。」 「・・・。」 「何となくは覚えてるような気もするけど・・・太郎ちゃんの授業だし。それで、課題は何だったの?」 「モーツアルトについて纏めろってヤツ。」 「モーツアルトかぁ・・・。」 「って音楽の課題出したことあるの?」 「ううん、いつも音楽鑑賞。」 「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」 「音楽鑑賞ってどんな風にするんだ?!」 「太郎ちゃんのピアノ聴いて、それの感想書くだけ。」 (さすが太郎や、溺愛なだけあるわ。) (ずるくねぇー?!太郎のピアノ聴くだけなんて!) (仕方ねぇーだろ、なんだし。) (いいなぁー。羨まCー。俺もそれがEー!) (監督もが可愛くて仕方がないんだろうね。) (ウス。) (さすが先輩です!) (監督・・・下剋上だ!) (監督か・・・一応要注意だな。) 「今日は何弾いてもらおうかなぁー。」 「っていつものリクエストなん?」 「うん、私知ってる曲少ないから。知ってる曲じゃないと寝ちゃうし。」 「おい、。」 「んーなぁに?」 「監督の前ででも絶対に寝るなよ。」 「寝ないよー。」 「そういえば!今日は何通だったんだよ?」 「・・・何が?」 「手紙だよ手紙!」 「あっ忘れてた。確かお昼休みだった、ごめん、私行って来る!」 「・・・どうするんや?」 「追いかけるに決まってんだろーが。」 「だよな!」 「どこに呼び出されているのか、わかってるんですか?」 「告白って言ったら決まっているからね。」 「あっ体育館の裏の木のところですか?」 「そうそう、あそこ有名だよなー。」 「お前らもいつも呼び出されてるじゃねぇーか。」 「でも俺たち呼び出しには応じないことになってるCー。」 「テニス部の決まりですもんね。」 「っつーか、跡部が面倒だけじゃねぇーの?」 「俺様を呼び出すなんて10年早いんだよ。」 |