* 必要な人 * 「でも、毎日追いかけてたんっすよねー。」 「うん、ちゃんとと約束を決めてね。」 「約束?」 「授業中と授業の合間の休みと昼休と部活中には追いかけない。」 「放課後の部活始まる前の時間に追いかけてたんっすか?」 「うん、あと部活終了後もダメだったかな。」 「かなり期間短いっすよね・・・。」 「昼休みとか部活終了後もにしたらと一緒にいる時間がなくなってしまうからね。」 「あーなるほど。」 「でもも立海には色々と仕掛けしてるからね。」 「この前いきなり矢が飛んできたのはびっくりだったぜぃ。」 「矢?!」 「他にも盥が落ちてきたり・・・」 「あれは痛かった。」 当たったんっすね・・・ジャッカル先輩・・・。 「槍が降ってきたりもしましたね。」 「俺・・・そんなこと一度もなかったんっすけど・・・。」 「その仕掛けは自動で動くんじゃなくて手動なんよ。」 「じゃあ全部先輩が故意的に・・・」 「俺たちから逃げるためにね。」 「そんなに嫌だったんっすか、先輩マネになるの・・・」 「そうじゃないんだよ、は逃げることも楽しいでいたからね。」 「俺たちと追いかけっこしちょる時もずっと笑顔じゃったからな。」 「その笑顔があったからこそ、毎日追いかけていたんですよね。」 「面白かったしな☆」 「俺もやりたかったっすよー先輩と追いかけっこ。」 「でも赤也は手加減を知らんじゃろ?」 「え?」 「あのさんですよ、手加減しないとすぐに捕まえてしまいます。」 「そうそう考えながらを追いかけるんだぜぃー☆」 「捕まえたら終わってしまうからな。」 「あーなるほど。」 とにかく運動音痴らしい先輩。 自分でも言ってるし。 多分ちょっと走っただけで息切れとかするんだろうなー・・・。 「赤也。」 「なんっすか?」 「昔のに拘るよりも、今のを知るほうがいいと思うよ。」 「・・・そーッスね。」 昔の先輩は知りたいけど。 その中に俺はいないから。 それなら・・・今の先輩を知るほうがいい。 「先輩、明日は学校来るかなー。」 「大丈夫だよ、は連続で休んだりはしないから。」 「そうっすよね。」 「そろそろ面会時間も終わるよ、みんな今日もありがとう。」 「今度は先輩も連れてくるっす!」 「うん、楽しみにしているよ。」 |