* 隣人訪問 *










ウチの前で表情をコロコロ変えてる女がいた。

で、何となく声をかけて・・・この状態にある。



「すごいー!!雅治お料理上手!」



俺の向側に座っているのは

俺の隣人らしい。



「食べんしゃい。」


「いただきます!」



お近づきのシルシに・・・なんて言いながらとりあえず家に招いてみた。

そして、のリクエストでオムライスを作ることに。



「美味しいー!すごいね、すごいね!」



目の前で俺が作ってやったオムライスを美味しそうに食べる

何と言うか微笑ましい。



「雅治すごいね!こんな美味しいご飯毎日食べたいー!」


「俺はが作る飯が食ってみたいぜよ。」


「・・・えっと・・・それは無理です。」


「何でじゃ?」


「お料理できません!」


「・・・・・・。」


「ご、ごめんね!」


はひとり暮らしかえ?」


「うん、ひとり暮らし!」


「これからどうするつもりじゃ?」


「えっと・・・毎日外食ってわけにはいかないし・・・どうしよう?」


「・・・・・・俺が教えちゃる。」


「え?!」



思わず言ってしまった。

何となく放っておけなかった。



「これから毎日俺と夕食を食べること。」


「え?!え?!」


「お互いにひとり暮らしじゃ、出費は抑えたほうがいいじゃろ?」


「・・・つまり・・・一緒にご飯作って一緒に食べるってこと?」


「そうじゃ。」


「いいの・・・?」


は嫌か?」


「嫌じゃない!でも・・・雅治に迷惑じゃない?」


「俺が言いだしたんじゃけど。」


「・・・・・・じゃあよろしくお願いします。」


「でも、俺も部活あるけえ遅くなるかもしれんのぉ。」


「あっ大丈夫!私も部活あるから!」


は何部なんじゃ?」


「テニス部マネージャー!」


「・・・・・・何処行っちょるん?学校。」


「青学!」


「・・・・・・青学テニス部マネージャーか・・・。」


「そう、明日から働くの!」


「朝練からか?」


「うん!」


「・・・・・・朝食も一緒に食うか?」


「いいの?」


が嫌じゃなかったらな。」


「嫌じゃない!嫌じゃないよ!」


「じゃあ決定な。」


「お買い物行かなきゃね。」


「じゃあ土曜日、一緒に行くかえ?」


「行く!」



今日初めて逢ったとこんなことになるとは思わんかった。

まぁいいじゃろ。



「明日、朝何時に行けばいい?」


は何時からじゃ?朝練。」


「7時から!」


「じゃあ6時に来んしゃい。」


「了解です!」




 







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