* ハンバーグ大決戦 * 「あっ雅治発見!」 パタパタと俺を見つけて走ってくる。 ・・・可愛ええのぉ・・・ とりあえず、の可愛さでやられてる他人たちをひと睨み。 「待った?待った?」 首を傾けて聞いてくる。 ・・・悩殺じゃねぇ・・・ 「大丈夫、ちょっとだけじゃから。」 本当に待っていた時間は少しだけ。 たが、を待たせるわけにはいかんから立海からは早足できたけど。 待たせてナンパ男に絡まれてたらかわいそうじゃ。 「本当?よかったー。ん?あれー?侑士ー?」 「ちゃん、見かけによらず早足やな。」 ・・・忍足? 何でいるんじゃ? 確か、今日、の隣に引っ越してきて・・・・・・ しかも、人が部活に行っちょっていない間にと昼飯まで一緒に食べたんじゃよなぁ? 「・・・なんで忍足がいるんじゃ?」 「侑士も一緒に夜ご飯食べようと思ったの!」 侑士も一緒に食べたほうが楽しいでしょう?なんては笑っちょった。 忍足・・・俺のとの楽しい時間を邪魔しよって・・・ とりあえず、忍足を睨みつけることに。 「・・・・・・。(睨まれてるやん、俺。)」 「あははー見つめ合っちゃって、二人とも仲良しさんだねー。」 よし、はやっぱり鈍感じゃね。 睨みつけてるなんて思っちょらんし・・・見つめ合ってるって勘違いしちょる。 「・・・・・・。(ちゃん気付いてやー!!)」 「でも、私も仲間に入れてよねー。」 「当然じゃよ。(そうじゃよな、忍足?)」 「・・・そうやな・・・。(怖いなぁー。)」 がいんかたら忍足とメシ食うなんてことも絶対にない。 って言うか、忍足は仲間じゃないき。 寧ろ、敵じゃ、敵。 「んー美味しいけど・・・雅治が作ったハンバーグの方が美味しい。」 「はは・・・ちゃんそれ、ここで言ったらあかんで。」 一応ハンバーグ専門店なんて謳ってる店やからな。 一般人に負けてたら可哀相やろ。 「また作っちゃるよ、ハンバーグ。」 「本当?」 「勿論。」 「やったーv侑士、よかったね!」 「え?俺?」 「うん、だって雅治の美味しいハンバーグ食べれるもんv」 「・・・・・・。」 仁王が俺のためにハンバーグ? ありえんなぁ。 「俺が作るのはのためだけ。」 「えー?でも、でも!これから侑士も一緒にご飯食べるんだよー?」 そうやったんか。 まぁ確かに3人で食べたら経済的にもいいよなぁ。 でも、めっちゃ仁王が睨んでるねんけど。 しかもちゃん全然気付いてへんし。 「一緒に食べたほうが楽しいでしょう?経済的だしv」 「「・・・・・・。」」 にっこり笑って言うちゃん。 アカン・・・落ちてもうた。 仁王も完璧・・・やな。 「あっもしかして・・・雅治と侑士、二人でご飯食べたい?私は邪魔?」 「「それはない!!」」 「そう?それならよかったー。」 ちゃん・・・ホンマにぼけぼけやなぁ。 まぁそれも可愛いとこやけど。 「じゃあこれからも美味しいご飯期待してますv」 *************************************************************************** 理亜幸香様からのリクエストで・・・ 時空の乙女のヒロインさんで仁王vs忍足です。 この二人・・・が書くと口調が被ってしまうのです・・・(汗) しかも、タイトルは「ハンバーグ大決戦」。 実はハンバーグがあまり関係ないかも・・・なんて後から思いました。(笑) リクエスト、ありがとうございました!! 本格的にこの二人のvsを書いたのは初めてだったので、すごく楽しかったです。 |