* あなたを待ってる *
「おい、は今日も来てねぇのかよ。」
「うん、携帯も繋がらないし・・・」
「チッ・・・」
「心配?」
「・・・。」
「知ってるんだよ、跡部がに雑用とかやらせない理由も。大切だからでしょ?」
「・・・。」
「跡部がに対してしていることはまるで壊れ物を扱うようにだもん。」
「俺だけじゃねぇーだろうが。」
「まぁね、今日の朝練見て思った。」
「お前はどうなんだよ、天使の片翼サンよぉ?」
「はっきり言えば、アンタよりも心配してるわよ。」
「・・・だろうな。」
「わかってんならそんなこと言うな!」
「悪かった。」
「全くみんななんでの前だとそんな風に話さないわけ?」
「仕方ねぇーだろ。」
「あははっ恋してるんだもんねー。」
「・・・。」
「でも、が携帯も繋がらないなんておかしすぎる。」
「・・・どういう意味だ?」
「だって私たち毎日メールしてるもん。」
「でも昨日は繋がらなかったんだろ?」
「うん・・・でも、根気よくやってみるつもり。」
「お前らしいな、そういうところ。」
「当たり前よ!」
「おい、。」
「何?」
「と連絡がつけば言えよ?」
「自分ですればいいじゃん。」
「・・・。」
「わかってるって、はいはい、ちゃんに任せなさい。」
「跡部!」
「何だ?」
「ちゃんと話してたやん、ちゃんの様子わかったん?」
「わからない。」
「なんや・・・どこ行ったんやろな、ちゃん。」
「さぁーな。」
「・・・。」
「・・・。」
「心配そうやな、跡部。」
「・・・。」
「まぁわかるけどな。」
「お前はどうなんだよ。」
「心配に決まってるやん、姫さんいないんやで。」
「・・・そうだな。」
「捜索願いだしたんやろ?」
「ああ、時機に見つかるだろ。」
「なぁ日吉。」
「何だ?」
「今日、先輩見てないよな・・・。」
「・・・ああ。」
「どうしたんだろう・・・?」
「風邪でも引いたんじゃないか?」
「でも、それだったら連絡とかしてくれるはずだろ?」
「確かにそうだな。」
「先輩休む時は必ず連絡してくれるからなぁー。」
「律儀な人だな。」
「うん、だからこそ心配だよな。」
「ああ。」
「昨日だっていつの間にかいなかったし。」
「そういえば見なかったな、昨日の放課後は・・・。」
「何かあったのかなぁ・・・」
「・・・。」
「まさか誘拐?!」
「・・・!!」
「ありえるかも・・・先輩可愛いし・・・。」
「跡部部長辺りが捜索願いだしてるだろ。」
「そうだよな・・・。」
「いくら先輩でもそう簡単に誘拐はされないだろう。」
ミンナ、アナタヲマッテイマス。
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