* 想う心 *










「今日はありがとうございました、すごく楽しかったです。」


「何か思い出した?」


「いいえ・・・ごめんなさい。」


「気にすることないっすよ!」


「そうですよ、ゆっくりで大丈夫です。」


「うん、ありがとう。」


「俺、送っていきますね。」


「え、大丈夫だよ?」


「だめっすよ、送るのも俺の役目っすから。」


「でも・・・疲れてるでしょ?」


「大丈夫!俺、鍛えてますから!」


「・・・じゃあ、お願いします。」


「了解しました!」


「赤也、ちゃんと送っていくんだぞ。」


「わかってるっすよー。」


「気をつけろよー!」


「みなさんも、お気をつけて。」


「赤也、送り狼になちゃいけんよ。」


「なりませんって!」


「お気をつけて。」


「はい、さようなら。」





















「俺、今日嬉しかったっす。」


「え?」


さん見ててくれたでしょ?」


「うん。」


「だから俺、いつもより頑張れたんっすよ!」


「そうなの?」


「そうなんです。後、ドリンク渡してくれるのも嬉しかったっす。」


「・・・なんかそう言ってもらえると嬉しいなぁ・・・。」


さんが時間あるときでいいから・・・また来てくれる?」


「立海に?」


「そうっす!」


「いいの、かな・・・?」


「俺たちは大歓迎っすよ!!」


「じゃあ・・・またお邪魔したいなぁ・・・。」


「やったー!!」



さんが来てくれるなら俺めっちゃ頑張るっすよ!

真田副部長も倒しちゃう勢いで。



「約束っすよ!」


「うん、約束ね。」


さん大丈夫っすか?疲れてない?」


「全然大丈夫だよ。」


「早く帰りましょ。幸村部長のお見舞いも行きたいし。」



さんがこのままずっと笑顔であって欲しい。

この天使の微笑で・・・ずっと俺に笑いかけて欲しい。



「うん、私も一緒にお見舞い行っても良い?」


「もちろん。」


「今日も朝、精市くんとお話してたんだけどね。」


「え?」


「立海って、すごく強いんだってね。」


「王者立海っすから!」


「でも、練習もすごかったもん・・・強いって言うのはわかるなぁ・・・。」


「今日は特に、先輩たちも頑張ってましたから!」


「そうなの?」


さんのお陰っすよv」



さんの笑顔があったからこそ俺も、先輩たちもいつもよりも頑張れた。

さんが見ていてくれたから・・・




















ドウカ、コノエガオガイツマデモオレノマエニアリマスヨウニ・・・。




 







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