* 天使の片翼 *










「何落ち込んでんだよ、。」


「だって・・・あんた達はどうも思わなかったわけ?」


「・・・・・・。」


先輩、俺たちを見てあんなに震えてましたよね・・・。」


「お前ら、何かやった覚えは?」


「あるわけないやん、いつもどおりやったわ。」


「そうだぜ!」


「ああ、いつもと変わりなかっただろう。」


「はい、いつも通りでした。」


「チッ・・・」


「来るんでしょ、切原赤也。」


「ああ。」


「あいつに聞けばわかるよね。」


「・・・多分な。」




















「赤也!」


「遅いっすよー。」


「いきなり呼び出すとは何事じゃ?」


「氷帝の人たちと話すことになりまして。」


「氷帝だと?」


「そう、跡部さんたちっす。」


「またどうして突然?」


「詳しくは中で話しますよ、二度話すのは面倒なんで。」





















「切原赤也!」


「・・・アンタ誰?」


、天使の片翼だ。」


「ふーん・・・天使の片翼さん俺の名前知ってるんだ。」


「当たり前でしょ。」


「じゃあ俺からの質問、アンタさんの何?」


は私の友達、一番大好きなね。」


「・・・ふーん。」


「おい、何で立海が揃ってんだよ。」


「仕方ないじゃん、俺だけじゃどう話せばいいかわかんないし。」


「・・・。」


「で、はどうなってるんだよ。」


さん、記憶喪失なんっすよ。」


「記憶喪失!?」


「ちょっとどういうことよ!」


「ぶつかったんですよ、俺と。」


「なんやて・・・?」


「俺が悪いんっすよね。」


「切原・・・」


「俺はあんた達とさんの関係が気になる。」


「その前にの記憶喪失についてだ。」


「・・・まず、さんは何も覚えてないっす。自分の名前さえも。

だから俺たちがさんに名前とか、氷帝のマネだったこととか、天使の片翼と呼ばれてたこととか教えました。」


「今はどうなんだよ?」


「記憶も戻ってないっす。」


「じゃあさ、何では私たちをみてあんなに震えてたわけ!?」


「それが俺の訊きたいこと、なんかしたわけ?」


「するわけないじゃん!」


「震えたとはどういうことじゃ?」


「あーさんと帰ってるときにこの人たちに会ったんっすよ。で、突然さん取り乱して・・・。」


「フラッシュバックか?」


「何かを思い出したわけじゃないみたいっすけど。

ただ、あの震え方は普通じゃなかった。だから俺、氷帝の人たちがなんかしたと思ったんっすけど・・・」


「ここにいる奴らはに危害を加えたりはしねぇーよ。」


「そうだよ、みんなを愛してるもん。」


「当たり前だCー。」


先輩を傷つけるはずありません!!」


「じゃあ何でさんあんなに震えてたわけ?」


「こっちが訊きてーよ。」


「とりあえず、さんに近づかないでくださいよ。」


「何でだよ。」


「あんなさんもう見たくないから。」



「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」





















オレハアノヒトヲマモリタイ。




 







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