* 大切な存在 *
『あれー?先輩?』
『長太郎くん、どうしたの?』
『重そうですね!手伝いますよ!』
『え、でも・・・悪いし・・・。』
『大丈夫ですって!』
『・・・・・・ごめんね。』
『いーんですよ、俺、先輩の役に立てて嬉しいですからv』
『ありがとう。』
『あー鳳ズルイー!!』
『岳人くん?』
『ほら!そっち貸せよ、俺も持つ!』
『で、でも・・・。』
『いーって持たせろ!』
『・・・ありがとう。』
『でも今日は何でがそんな重いもん持ってんだ?』
『いつもなら先輩が運んじゃいますもんねー。』
『えっと・・・今日ちゃんおやすみで・・・。』
『『休み?!』』
『はい、ちょっと風邪気味みたいで・・・』
『でも風邪引くんだ・・・。』
『じゃあ先輩は今日ひとり?』
『・・・うん。』
『俺、手伝うっすよ!』
『俺も俺も!』
『・・・そんな、迷惑かけられないよ・・・。』
『大丈夫だって♪』
『そうですよ!先輩のお手伝いなら跡部部長も大目に見てくれます。』
『でも、練習・・・。』
『ひとりじゃ大変だろ?』
『頼ってくださいね。』
『・・・うん、ごめんね。』
『ったく、誰だよーにこんなもん運ばせようとしたの。』
『これもマネージャーの仕事だもん、いつもはちゃんが運んでくれるけど・・・。』
『は無理しすぎだって。』
『・・・そんなこと、ないよ?』
『無理してますよ。』
『・・・私、全然みんなの役に立てないから・・・何やっても失敗ばかりだし。
いっぱい迷惑かけちゃって・・・本当にごめんね、お手伝いまでさせちゃって・・・。』
『俺たちは先輩がいてくれるから頑張れるんですよ。』
『そうだぜ!!』
『・・・ちゃんみたいになりたいな・・・。』
『え、それだけはやめてください!!』
『そーだよ!みたいにはならないでくれ!!』
『でも、ちゃんみたいにみんなの役に立ちたい・・・。』
『先輩は先輩でいいんですってv』
『そうそう、はが一番♪』
『・・・岳人くん、長太郎くん・・・ありがとう。』
『さっ早く行こうぜ!』
『そろそろ跡部部長もご立腹かもしれませんからね。』
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