* 大切な存在 *
『ジローくん・・・どこ行っちゃったんだろう・・・?』
『先輩?』
『あっ若くん・・・。』
『どうかしましたか?』
『あのね、ジローくん見なかった?』
『芥川さんですか?』
『うん、今から試合なのにいなくて・・・捜してるの。』
『一緒に探します。』
『で、でも・・・若くんも試合・・・。』
『俺はもう終わりましたので、今は休憩中です。』
『・・・ごめんね。』
『いえ、気にしないでください。』
『何やってんだ?』
『宍戸さん・・・。』
『亮くん・・・。』
『・・・何やってんだ?』
『芥川さんを探してるんです。』
『若くんにまで手伝ってもらっちゃって・・・』
『ジローならあそこにいるぜ?』
『え?』
『あ、本当ですね・・・先輩、行きましょう。』
『う、うん。』
『俺も行く、もしもん時はジロー担いで行かなきゃいけねぇーだろ。』
『ご、ごめんね・・・本当に。』
『気にすんなって。』
『芥川さん、起きてください。』
『ジローくん、試合始まっちゃうよ?』
『あっだぁv』
『起きたみてぇーだな。』
『おはよーv』
『おはよう、ジローくん。』
『に起こしてもらえるなんて嬉Cー!』
『ジロー試合だとさ。』
『えぇー!』
『頑張ってね、ジローくん。』
『おぅ!俺頑張るCー!』
『でもよかったぁージローくん見つかって。
若くんと亮くんのお陰だね、本当にありがとう・・・いつもごめんね?』
『本当にお気になさらないでください。』
『そうだよ、気にすんな。』
『私・・・本当に何も出来ないから・・・』
『何言ってんだよーは十分役に立ってるCー!』
『でも・・・ちゃんみたいに球出しもできないし・・・』
『球出しはの得意分野だからな。』
『ちゃん運動神経もよくて、頭の回転も速くて・・・すごいから・・・。』
『・・・先輩は確かにすごいと思います、テニスも上手いし・・・
でも、芥川さんを起こせるのは先輩だけじゃないですか?』
『え?』
『確かにーに起こされたらすぐ起きるCーv』
『運動神経がなくったって、は十分役に立ってると思うぜ。』
『・・・ありがとう、本当に・・・ありがとう!』
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