* あたたかな世界 *
「あれ?どうしてみんながいるの?」
「?!」
「誰か怪我しちゃったの?」
「ちょ、ちょっと?」
「・・・どうしたの、ちゃん?」
「私のこと覚えてるの?」
「え?覚えてるって・・・どういうこと?」
「・・・!!」
目の前のさんはさんに抱きついていた。
今、この状態からわかることは・・・
さんの記憶が戻ったということ。
「ちゃん・・・?どうしちゃったの・・・?」
「もう!心配掛けさせて!!」
「・・・ごめんね、わからないけど・・・ごめん。」
「。」
「景吾くん?」
「大丈夫か?」
「・・・うん?私は大丈夫だよ。」
「それならいい。」
軽くさんの髪に触れる跡部さん。
さんが拒絶する様子もない。
「ちゃん、大丈夫?」
「うん、ごめん。」
「ー!!」
「わっ岳人くん?」
「ちょっと向日!から離れなさい!!」
「嫌☆」
「向日・・・そのおかっぱパーマあてるわよ・・・?」
「げっ・・・それはやめてくれ。」
「じゃあ離れなさい!」
「ちぇー。」
「ーvv」
「ジローくん、今日はお目覚めモードだね。」
「当たり前だCー。」
「ジロー離れぇ、が睨んどる。」
「芥川、離れなさい?」
「怖Eー。」
「姫さん、体どうにもないんか?」
「体?うん、どうともないけど・・・。」
「そやったらいいんや。」
「ねぇ・・・さっきも聞いたけど、どうしてみんな病院にいるの?
誰も怪我しているみたいじゃないし・・・。」
「お前の見舞いだよ。」
「・・・私の?」
「先輩、記憶喪失だったんですよ!!」
「え?記憶喪失・・・?」
「覚えてないんですか?」
「私、記憶喪失だったの・・・?」
「そやで、ちゃん俺たちのことすっかり忘れててん。」
「嘘・・・。」
「でもっ思い出してくれたからいいって!」
「そうだよー。」
「よくわからないけど、ごめんね?」
「気にするな。」
「よかったっすね、さんv」
さんに声を掛ける。
天使の微笑が見れると思ったから。
「・・・えっと・・・あの、みなさんは・・・誰ですか?」
でも、さんの返事は俺たちの望むものじゃなかった。
「え?!」
「景吾くんたちのお友達?」
ドウカウソダトイッテクダサイ。
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