* お友達がいっぱい、嬉しいね *
「まーちゃん!」
「おー、どうしたんじゃ?」
「めっちゃ緊張する!一緒にいて!」
「それは良いが・・・ちゃんと友達作るんぜよ。」
「えぇー・・・自信ないよ?それにまーちゃんいるし・・・。」
コイツは。
俺の幼馴染で昔からよく遊んどった。
結構変わった女じゃ。
「ちゃんと友達作りんしゃい。」
「努力はする。でも・・・一緒にいて?」
「当たり前じゃ。」
変わった女でもやっぱりは可愛い。
だからこそ傍にいてやりたいと思わせる、そんな女じゃ。
「ありがと!まーちゃん大好きだよ!」
「そういやココって、部活必修じゃったか?」
「まーちゃんはテニス部ー?」
「そうじゃ。」
「そっかー。」
「はどうするんじゃ?」
「うーん・・・マネージャーとかダメかな?」
「テニス部のか?」
「そう、そうすればまーちゃんと一緒にいれるし・・・。」
どうするか。
確かにを傍にいおいておきたいと思う。(は危なかしいからな。)
でも・・・俺が入部しようとおもっとるんは男子テニス部じゃ。
「ダメー?」
「・・・・・・。」
「まーちゃんー?」
「・・・行くぜよ。」
「まーちゃん?!」
「マネ希望なんじゃろ?」
「うん!まーちゃんやっぱり優しい!大好き!」
「うわぁーまーちゃん!人がいっぱいだよ!」
「当たり前じゃ。」
「なぁなぁ!」
「わっ!まーちゃん声かけられたよ!初めて初めて!」
「はいはい。」
・・・田舎もんと思われるぜよ。
目の前の男も退いてるし。
「なんかよくわかんねぇけど!俺、丸井ブン太!シクヨロ☆」
「シクヨロ?!シクヨロって初めて言われた!!」
・・・今時そんなこと言う奴いたんやな・・・。
シクヨロって古くなか?
でもまぁ・・・は喜んでるみたいじゃな。
「お前名前は!?」
「!」
「だな!」
「ブンちゃんね!」
「仲良しさんじゃのぉー。」
あんまり俺以外の奴と仲良ぉしとったら・・・
雅治くん妬いちゃうぜよ?
まぁはまだお子様じゃ、楽しい奴みて喜んでるだけじゃろーがな。
でも注意するに越したことはない。
「お前は?!」
「仁王雅治じゃ。」
「俺、丸井ブン太な!」
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