* 黄色い声事件 *










「今日から部員がマネージャーを送って行くという制度を廃止する。」



「えぇー?!」


「監督、それって困りますぅー!」


「練習遅くなるじゃないですか!私、夜道をひとりで歩くなんて怖いです。」


「そうですよぉー。」



「マネージャーは5時で終わりにしてくれて構わない。」



「でもぉー最近危ないんですよぉー。」


「私のクラスの子も変な人見たって言うしー。」



「部員の練習は6時までだ、それまで残っていて誰かと帰っても構わない。

ただし、それは帰ると言うものでなくてはならない。・・・・・・以上、行ってよし!」



「ちょっと監督!」


「それってひどいですぅー!」




















「これでみんな練習できるね☆」


「お前が監督に言ったのかよ・・・。」


「けーちゃん・・・いい加減にしないと怒るよ?」


「・・・チャンが監督に頼んだのかよ。」


「うん、そーだけど・・・みんな迷惑だった?」



「「「「「「全く。」」」」」



「アイツらうぜぇーんだよ。」


「誘われたら練習やめなあかんもんなー。」


「これからって時に誘ってくるもんなー!」


「俺たちのこと全然観てないCー!」


「たろーちゃんも考えてたみたい。あっさりOKしてくれたし。」


「さすがちゃん良いマネージャーやな。」


「私は言ってみただけ。決めたのはたろーちゃんだもん。」


ってちゃんと考えているよね。」


「そ、そんなことないし!」


「でも、俺、ちゃんが一緒に帰ろ?って言ってくれたら帰るCー!」


「俺も俺も!」


「いつでも言えよ、送ってやるから。」


「あははっよほどの事がない限り言わないよー。」


「本当に良いマネだな、お前。」


「亮ちゃんも学習能力ないわけ?」


「・・・悪ぃ。」


「まぁ良いや、ちゃんと名前で呼んでよね?そっちの方が好きだから。」




















「先輩ぃー訊きましたー?」


「えぇ。」


「どうしますぅー?」


「そうね・・・あの子邪魔よね。」


「はい、もうずるいですよぉー。」


「潰しましょうか。」


「そうですよねぇー私、仲間集めますよぉー。」


「私もそうするわ。」


「じゃあー屋上に呼び出しましょぉー。」


「わかったわ。」


「せっかくの私たちの楽しい時間を奪った責任は取ってもらわなきゃですよねぇー。」


「しかも跡部くんたちと仲良くしてるし。」


「それが一番ムカつきますよねぇー!」


「多少は痛い目に遭ってもらわなきゃね。」




 







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