* 怯えた瞳 *
連絡は着いた。
相手は丸井。
との関係はわからない。
丸井はをどう思っているのだろうか・・・。
多分、俺たちと同じ。
いや、・・・俺たちのように歪んではいないだろう。
立海。
ここでなら、この腕の中で眠る少女はまた動き出すことが出来るのだろうか。
それならいいと思う。
多分あいつ等もそう考える。
少なくとも俺たちは傷ついた人形を動かしてやる手を持っていない。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
壊れた人形はまた動き出すことが出来るのだろうか。
「跡部!」
「・・・・・・。」
跡部の腕の中で眠る少女。
「・・・っ!」
「・・・後は頼む。」
「待ちんしゃい。」
「・・・・・・。」
「何があったんじゃ?」
「・・・俺も知らねぇーんだよ。」
「「・・・・・・。」」
「気になるなら千石にでも訊いてみやがれ。」
「「・・・・・・。」」
「・・・そいつのこと、頼む。」
「・・・わかった。」
俺から見た跡部の目はとても切なそうじゃった。
まるで・・・消えたものを思い出し、悲しんでいるような瞳。
一体何があった?
氷帝。
氷帝。
氷帝。
氷帝。
氷帝とこの少女の間に何があった?
一体、何が・・・。
「どうするんじゃ?」
「とりあえず部室に連れて行く。目を覚まさなきゃ家にもつれて帰れないし。」
「・・・そうじゃな。」
目を覚ました時、この少女は何を思うだろうか・・・?
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
お願いだから私をもっと責めてよ。
私を裁いて下さい。
だって私は罪人なのだから・・・。
ダメなの。
もう、壊れた人形は動いちゃダメなの。
壊れた人形はいずれ忘れれられて終わるの。
でも、その前に罪を・・・償わせて・・・
償える罪じゃない。
償えない。
償えない。
償えない。
償えない。
償えない。
裁いて、私を。
誰か、裁いて。
神でもいい、どうか罰を。
私に罰を与えて下さい。
そしてどうか・・・。
私を・・・。
壊れた人形を・・・。
消して・・・消してください。
ねぇ・・・神様。
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