* 穢れた血 *










「・・・ここは・・・?」



手首には包帯。

どうして?



「あっ!先輩、目覚ましたっすよー!!」


「・・・あ、・・・か・・・や?」



私は生きてるの?

のところに逝けなかったの・・・?

どうして・・・?!



「もう、無茶しないで下さいよー!俺、本当に心配したんっすよ。」


「・・・ここ、何処?」


「病院っす!昨日先輩がいた部屋っすよー!」


「どうして病院なんかにいるの?!私は確かのお墓の前にいたのよ!

私はのところに逝こうとしたのよ!どうして私は生きてるのよっっ!!」


先輩、落ち着いて!!」


「ねぇ赤也!私はどうして生きてるのよ・・・!どうして!どうして!!」


先輩!」


!!」



俺が抱きしめるよりも先に丸井先輩が先輩を抱きしめてた。



、落ち着けぃ。」


「ブン太っ私は死ななきゃいけないのよぉ!生きてちゃいけないのよぉっ!」


「俺はが生きててくれて嬉しいぜぃ。」



丸井先輩の声は優しかった。

すごく・・・すごく・・・。

優しく先輩を抱きしめながら頭を撫で続けていた。



「ブン太ぁ・・・っ」


「大丈夫、大丈夫。」



だいぶ落ち着いた先輩は眠ってしまった。

丸井先輩の腕の中で。

安心した寝顔。

でも、痛々しいくらいの涙の痕。

今はどうかゆっくり休んで・・・・・・。





















『ねぇねぇ!写真撮ろ!』


『写真ー?』


『そう!私の自慢の友達って写真撮りたいの!』


『うわぁv楽しそうだね、私も欲しい!』


『じゃあ決定、いいわね?!男共!』


拒否権くれへんやん。』


『俺の隣がEー!』


『何言ってんのよ、ジロー!の隣は私に決まってるじゃん!』


『俺がの隣だって!』


『姫さんー俺も姫さんの隣がええなぁv』


『岳人も忍足も、勝手なこと言うな!

跡部!アンタもの隣を狙おうとするな!』


『・・・チッ』


『はぁ・・・アンタ達は全く・・・仕方ないわねーじゃあ真ん中に立って!』


『え?』


『で、の後ろに跡部と忍足と!で、の前に岳人とジロー!横が私と宍戸!』


『なんで宍戸が隣やねん!』


『唯一こんなかで駄々捏ねなかったから。』


『宍戸ズルEー!』


『はいはい動かない!鳳!はやく撮って!』


『はーい。』


『長太郎と若と樺くんもあとで一緒に撮ろうねー。』




 







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