* 穢れた血 *










『あっ危ない!』


!!』





バンッ





『・・・・・・あれ?無傷・・・?』



車にぶつかりそうになる瞬間、誰かに押された。

誰か・・・・・・。




『女の子が轢かれたぞ!!』



ねぇ、まさか、そんなはず無いよね・・・・・・。



『誰か救急車を呼べ!』



!!』



ねぇ、嘘だといって。

どうして・・・?

どうしてが倒れてるの・・・?

私は誰かに押された。

・・・・・・に押された。

私は生きてる。



『救急車が来たぞ!』



『君、この女の子と知り合いなのか?!早く乗って!』



・・・・・・。』



『君!喋っちゃいけない!』



『無事・・・・・・?』


!私は大丈夫、大丈夫だよ・・・・・・っ』


『そっか、よか・・・た・・・・・・。』


!!』



どうして動かないの?

どうして何も言ってくれないの?

どうして目を閉じてしまったの?

ねぇ、どうして・・・?





















!』


『・・・・・・。』


は?!』


『・・・・・・。』


『おい!!!』


を殺したのは・・・私・・・・・・。』



私が殺しました。

を私が殺しました。




















「・・・・・・というわけです。」


「・・・俺がいない間にそんなことがあったんだね。」


「あぁ。」


「俺にできることがあれば喜んで協力させてもらうよ。

もちろん、俺にできることがあればの話だけどね・・・・・・。」



柳と柳生からという少女の話を聞いた。



「幸村くんにもさんに逢っていただきたいです。」


「うん、俺も逢ってみたいな。そんな短期間で君たちの大切な存在となっている女の子とね。」



大切なものを持つことのなかった彼らに初めて出来たであろう大切なもの。

それがという名の少女。

もしかすると俺にとっても大切な存在となるのかもしれない・・・・・・。

大切な存在。

大切な存在。

大切な存在。

大切な存在。

大切な存在。



「今からのところに行くか?」


「行って大丈夫なの?」


「多分もう治療も終わっているだろう。」


「じゃあ行ってみようかな、君たちの大切な女の子のところへ・・・。」




 







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