* 幸せの為に *
「・・・・・・んっ・・・」
「先輩!」
「あ・・かや・・・?」
「そうっすよ!」
「!俺だているぜぃ☆」
「ブン太・・・。」
「みんないるぜよ。」
「仁王くん・・・・・・みんな・・・?」
どうしてみんながここにいるの?
立海のみんなだけじゃない。
キヨくんも。
サエちゃんも・・・。
国光も・・・?
そして・・・氷帝のみんなもいる・・・・・・。
あぁ、そうか。
みんな私を裁きに来てくれたんだね。
は忘れていいって言ってたけどやっぱりそんなこと許されないもん。
だからみんなが裁きに来てくれたんだね。
さぁ、早く、私を裁いて。
「先輩、良かったです・・・っ!」
長太郎?
どうして泣いてるの?
「ったく・・・激ダサだな。」
「姫さん、身体は大丈夫なんか?」
「ほんとーに心配したんだぜー!!」
何でみんなそんなに泣きそうなの?
侑士も、景吾も、ジローも、岳人も、亮も、若も、長太郎も・・・・・・。
キヨくんも、国光も、サエちゃんも・・・・・・。
ブン太も、赤也も、仁王くんも、柳生くんも、柳くんも、真田くんも、幸村くんも、ジャッカルくんも・・・・・・。
ねぇ、どうしてそんなに泣きそうなの?
「ちゃんーおはよ?」
「・・・おはよう?」
ねぇ、みんなどうして笑ってるの?
私を裁きに来てくれたんじゃないの?
「・・・心配させるなよ。」
「ちゃん目を覚ましてよかったね♪」
心配?
良かった?
私にかけてくれているの?その言葉。
「俺をフリーにしちゃダメだって言ったじゃん。」
「・・・・・・本当に、良かった。」
笑ってる。
みんな。
「・・・・・・ちゃん、もう笑ってもいいんだよ。」
いいの?
私も笑っていいの・・・・・・?
笑うことを許してくれるの?
は・・・・・・。
「そうっすよ、笑って下さいよー先輩!」
本当だね。
が言ってた、私の世界は本当に明るいものだね。
ごめんね、。
あなたのことは忘れない。
でも笑うわ。
私は幸せになります。
あなたが私の幸せを願ってくれたから、私は幸せになる。
『アンタは幸せにならなきゃダメだからね。』
『・・・・・・っ』
『幸せにならないと私が許さないから。』
『でも・・・私は幸せになる権利がない・・・!』
『アンタはずっと笑顔でいなさい、それが私の幸せだから。』
『・・・・・・。』
『笑顔でいることがアンタの義務、私のためにも笑顔でいなさい。』
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