* 女神に出逢う *
きっと彼女がいたからこそ、今の日常がある。
この楽しい日常が。
「国光、乾杯やろv」
「手塚よりがやるべきにゃ!」
「えぇーでもここはやっぱり部長の国光が・・・」
「・・・お前がやるといい。」
「いいのー国光?」
「ああ。」
「うーん・・・わかりました、乾杯v」
「早すぎ!まだ誰もコップ持ってないって!」
「あれれ?」
相変わらずボケてるというか・・・周りを見てないというか・・・
っていつの間にかの手にはコップがひとつ。
が好きな紅茶の入ったコップ。
「いつの間ににゃ!」
「さっき周助にもらったの。」
「うん、乾杯はきっとがすることになると思ってね。」
「ずるいー!俺も俺も!俺にも飲み物頂戴!」
「各自好きな飲み物をコップに注いでねー。そして、乾杯をしましょうv」
「・・・ファンタある?」
「うん、買って来たよv」
「・・・もしかして俺のためっすか?」
「うん、リョーマのため。というかこれってリョーマのための歓迎会だもん。」
「交流会じゃなかったんですか?」
「交流会って言っても新しいメンバーはリョーマだけだもん。だからリョーマの歓迎会。
こういうことされるのは嫌い?」
「嫌いじゃないっす。」
「それなら良かった。」
「オチビーずるいにゃ!!俺にもファンタ入れて!!」
「もう、仕方ないわねぇ・・・コップ貸して。」
「サンキュ!」
笑顔が好き。
が俺に向けてくれる笑顔が好き。
「じゃあ改めまして・・・乾杯v」
「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」
「先輩!食っていいっすか?」
「うん、いいよー。」
「結構な量だね。」
「だって部活のあとだもん、お腹空いてるかなぁーって思ったの。
でも今日は部活早めに終わったから今食べても夕食は大丈夫でしょ?」
考えていないように見えて、ちゃんと考えてる。
だからみんなが信用してる、のことを。
みんな想ってる・・・
「さすがは先輩!」
「えへへv」
「先輩。」
「なぁに?」
「ありがとうっす。」
「いいえどう致しまして。」
「楽しかったっす。」
「それなら良かったわ。リョーマが喜んでくれたならこの歓迎会は成功ねv」
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