* 夏の日の想い出 *










私は幸せになってもいいですか?

罪人の私は・・・




















、もう2年も経っちゃったね・・・」



あなたが死んでから。

もう2年の月日が経った。



「私、あなたのこと忘れてないよ。

みんな、のこと覚えてるよ・・・だってのことだもん。」



ごめんね。

本当にごめんなさい・・・。



「今日はひとりでごめんね、とふたりでお話したかったの。」



今はきっと誰も来ない。

そんな時間を選んだから。



「あの時も・・・こんなお天気だったね。」



最後にあなたとお話をした日。

雲ひとつない快晴。



「そしてきっと明日は雨が降るの。」



あの時もそうだったから。

あなたが死んだ日も・・・雨が降っていた。




















、こんなこと話してごめん。』


『・・・。』


『でもはあたしの大切な友達だから・・・

だから話したんだよ、わかって欲しかった・・・あたしの思い。』


『・・・。』


『自殺はに逢う前から考えてた。

でもに逢ってやめようと思った、女神はいるんだって思ったから。

あんたはあたしの女神様だったよ。ううん、今も女神様だよ。』


『わけわかんない・・・っ』


『でもやっぱりあたしはこの世界にはいれない。

この世界であたしは生きていけない。』


『・・・。』


『誰のせいでもない、あたしの身勝手な行動。

だからは自分を責めたりはしないで。は悪くない。

最後まで笑っててよ、あたしの女神様。』


『どうして私が女神なのよ・・・。』


『あんたが優しいから。』


『・・・。』


『優しすぎるんだよ、

その優しさに甘えてた、あたしは。

あんたの笑顔に救われた気がしたから。』


『・・・。』


『あんたくらいだよ、あたしの言葉に耳を傾けたのは。』


『・・・。』


『言われてたのに、人殺しだって。

訊いてなかったってことはなかったでしょ?』


『・・・うん。』


『それなのにあんたは私と友達になった。』


『だって・・・あなたは人殺しには見えなかったから。』


『本当に、らしいよ。』


『話してみて確信を持てたの。

は絶対に人殺しじゃないって。』


『・・・。』





















は誰も殺してない、人殺しじゃない。』




















『あの時のの言葉今でも覚えてるなー

泣きながら、あたしのこと人殺しじゃないって言い張るし。』


『だって・・・』


『その言葉が嬉しかった。』



綺麗な笑顔のあなた。

どうして私はあなたを止めれなかったんだろう。




 







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