* 強さを求める為に *
理解不能。
この女神はやっぱり理解不能だ。
「若vv」
「・・・さん?!」
「えへへ、遊びに来ちゃったv
あっ違う遊びじゃなくてお誘いだ・・・。」
「・・・。」
「若も一緒に行こうねーv」
「何処へですか?」
「強化合宿v」
「「強化合宿?!」」
「・・・鳳も知らなかったのか?」
「あ、うん。」
「だってまだ言ってないもん、あっ太郎さんには言ったよ?」
ピンポンパンポーン
「今から名前を呼ぶものは直ちに榊のところまで来るように。
跡部景吾、忍足侑士、日向岳人、芥川慈郎、宍戸亮、
樺地崇弘、鳳長太郎、日吉若、・・・以上。」
「・・・私まで呼ばれたよ?」
「監督はさんが来ていることを知ってたんでしょうか?」
「うーん・・・どうだろう?」
パチン
「「跡部部長!」」
「景吾。」
「早く来い。」
「そうやでー監督を待たせたら怖いからなー。」
「はいはーい、今行きます・・・わきゃっ」
目の前でさんは扱けた。
「痛い・・・っ」
「大丈夫ですか?」
「うん、ありがと、若。」
「いえ・・・///」
重ねられる小さな手。
目の前にあるのは綺麗な微笑。
「ちゃんー日吉ーいいムードしてんのは良いけど、そろそろ跡部がご立腹やでー。」
「景吾?」
「忍足!」
「あはは、冗談や冗談!」
「早く行くぞ!」
「監督、跡部です。」
「入りたまえ。」
「失礼します。」
「早速だが、訊いている者もいるだろうが合宿をすることになった。」
「・・・合宿ですか?」
「そうだ。」
「ちなみに青学とですv」
「だからちゃん来たんかー。」
「そうなのv」
「強化合宿だ、己の力を磨きたまえ。」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「以上だ、行ってよし。」
「合宿については私から説明しちゃいますね?」
「ああ、任せた。」
「任されましたv」
「えっと場所は・・・○○って言う合宿場。」
「なかなか良い所を選んだんだな。」
「やっぱり合宿だもん、設備がちゃんとしてるところがいいv」
「さっすがちゃんやなー。」
「えへへv貸し切りバスで行きます。
大きいの借りたから一台ね、レギュラーのみだから全然OKのはず。」
「ということは、さんも一緒ってことですよね?!」
「うんv」
「それで・・・合宿っていつなんですか?」
「・・・明日からv」
「・・・突然ですね・・・。」
「うん、昨日決めたから。」
「いいんじゃねぇーか?」
「そやな!」
「じゃあ明日、氷帝に迎えに行きますから。
朝10時に待っててくださいね、それじゃあ私も帰ります!」
「待て。」
「ん?まだ質問ある?」
「送っていく。」
「あっそれは大丈夫v」
「どういう意味だ?」
「お迎えがね、来てくれるの。」
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