* 王子の興味の行方 *
話が行われるのは部長の家。
部長の家なら誰も来ないだろうという考慮。
「それじゃあ話を始めようか。」
「越前、聞きたいことはあるか?」
「名前、あの人なんて名前なんていうの?」
「彼女は。」
「部室の写真に写ってる人っすよね。」
「ああ、あれを見たんだ。」
「は青学のマネージャーだった。」
「今は?」
「青学にはいないよ。」
「氷帝にいるんっすよね?」
「逢ったって言ってたよね、いつ?」
「この前、桃先輩と菊丸先輩と買出しに言った時っす。」
「桃城と菊丸も逢ったのか?」
「はい。」
「ふたりは何か言ってた?」
「・・・・・・。」
言うべきか、言わないべきか・・・
でもきっとこの人達はわかっている。
「言わなくてもわかる。」
「そうだね・・・。」
「どういう関係なんすか?先輩たちと。」
「はね、2年の時マネージャーになったんだ。
僕と手塚が勧めてね。なら頑張ってくれるってわかってたから。」
「何でわかってたんっすか?」
「1年間ずっと一緒にいたからね。
仲が良かったんだよ、僕と手塚とは。ずっと一緒にいたしね。」
『です、運動神経も繋がってないに等しいですけど・・・頑張ります!』
『、無理はしちゃダメだよ?』
『心配性だね、周助は。』
『心配もするよ・・・この前だって。階段から落ちそうになったよね?』
『・・・あれは国光が助けてくれたから・・・。』
『何かあれば俺か不二に言え。』
『国光も心配性だね。』
『『・・・。』』
『でも、ありがとう・・・ふたりがいるし頑張れるような気がする。』
『本当に無理はしないでね。』
『うん、今日はドリンクとか運ぶのって手伝ってくれる?』
『ああ、ひとりで運ぶには量が多いだろう。』
『うん、リヤカーとか借りてこなきゃ。そうしたらひとりでも運べるもん。』
『頼っていいんだよ。』
『気持ちだけで嬉しいよ、それに私・・・ふたりには練習を頑張って欲しい。』
『『・・・。』』
『連れて行ってもらわなきゃ、全国に。』
『・・・そうだな。』
『一緒に行こうね。』
『絶対に全国に行けるような気がするんだぁ。』
『連れて行く、必ず。』
『うん、連れて行って。』
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