｢景吾！私を変えて！｣
｢あーん？｣
｢やっぱり私、変わりたい。｣
｢、言ってる意味がわかんねぇーよ。｣
｢私を変えてください。｣
意味わかんねぇ・・・
最近気づいた。
コイツの言動は謎が多い。
｢変えるって言うのは外面的にか？｣
｢うん。｣
｢仕方ねぇーな・・・。｣
俺はコイツに弱い。
守ると決めたから尚更。
｢景吾！｣
｢変えてやるよ。｣
専属の美容師にを預ける。
要望を付けて。
｢コイツを変えてやってくれ。｣
｢畏まりました。｣
｢景吾様、如何でしょう？｣
｢・・・・・・。｣
｢け、景吾・・・？｣
｢・・・・・・。｣
｢ど、ど、どうしよう・・・美容師さぁーん・・・。｣
｢大丈夫ですよ。｣
｢・・・似合うじゃねぇーか。｣
可愛い。
可愛すぎるぜ。
｢本当？！｣
｢ああ。｣
｢本当に本当？！｣
｢本当だ。｣
緩めのウエーブ。
明るめの髪の色。
笑顔のによく似合っていた。
｢可愛いぜ。｣
｢・・・あ、ありがとう・・・っ！｣
｢気づかないんじゃねーか、あいつら。｣
｢え？｣
｢変わったからな、外面的に。｣
｢でも、中身は一緒だよ。弱い私のまま。｣
｢ゆっくりでいいと思うぜ。｣
｢・・・うん、そうだね。｣
急ぐ必要はない。
俺たちの決意は揺るがないから。
｢見せに行こうぜ、あいつらに。｣
｢うん！気づいてくれるかな？｣
｢馬鹿じゃなきゃ気づくだろ。｣
｢・・・景吾。｣
｢何だ？｣
｢本当に、ありがとう。｣
笑顔。
本当に笑っているだろう。
｢新しいマネージャーを紹介する。｣
｢｢｢｢｢｢新しいマネージャー？！｣｣｣｣｣｣
｢なんや？！はどうしたん？！｣
｢・・・・・・。｣
｢跡部、どういうことだよ！？｣
｢俺、がＥー。｣
｢また変えたのか・・・・・・激ダサだな。｣
｢跡部、どういうこと？｣
｢・・・・・・。｣
｢跡部部長？！先輩は？！｣
｢・・・ウス。｣
｢先輩はどうなったんですか？｣
｢は・・・。｣
｢マネージャーをさせて頂きます、です。｣
｢｢｢｢｢｢(先輩)じゃん！｣｣｣｣｣｣
｢ど、どうかな？｣
｢可愛いで。｣
｢可愛Ｅー！｣
｢可愛いよ。｣
｢似合ってるぜ。｣
｢いーじゃん！｣
｢ウス。｣
｢可愛いですよ！｣
｢よくお似合いです。｣
｢ありがと、みんな。｣
