* 二度目の逢瀬 *
「最後にもうひとつ、聞いても良い?」
「何だ?」
「さん、どうしてる?」
「「「・・・。」」」
「ひとりでマネージャーなんてやっぱり大変そう?」
「英二たちが手伝ってるよ。」
「あとは、1、2年が手伝っている。」
「そっか、じゃあ大丈夫だね、よかった・・・。」
「それでも僕はがいてくれたときのほうがよかったな。」
「不二。」
「あ、ごめん・・・。」
「そんな風に言ってもらえるなんて・・・すごく嬉しい。」
「・・・俺もさんがマネやってるときに入学したかったっす。」
「私もリョーマにドリンク飲んでもらいたかったな。」
「うん、の作るドリンクは美味しいよ。」
「普通のスポーツドリンクじゃないんすか?」
「は部員たちそれぞれに合わせてドリンクを作っていたからな。」
「それってすごいことじゃ・・・。」
「そんなことないよ!レギュラーたち用しか作れなかったし。」
「でも、僕たち以外は知らないからね。みんなはさんが作ってたと思っていたから。」
「それはいいの。あっレシピ渡したほうが良い?国光と周助の分だけでも。」
「うん、欲しいな。」
「いいのか?」
「だって覚えてるし。部活では無理かもしれないけど、自主練の時とか・・・簡単だし。」
「ねぇさん、俺にも作って?」
「でも私・・・リョーマのこと知らないし。」
「じゃあ見てよ。」
「・・・青学には行けないよ。」
「別に青学じゃなくてもいいし、氷帝でも行くよ?」
「じゃあどこか別のところでね。」
「もちろん僕たちも行くよ。ね、手塚?」
「ああ。」
別に来てくれなくてもいーっすよ。
むしろさんとふたりきりがいいのに・・・。
「じゃあ今度4人で遊ぼう。あそこがいいな、ストリートテニス・・・1年のときに3人で行ったちょっと遠いところの。」
「そうだね、あそこなら誰もこないだろうし。」
「じゃあ私そろそろ帰るね!!」
「うん、逢えて嬉しかったよ。」
「私もすごく嬉しかった!」
「また前のようにいつでも連絡してくれて構わない。」
「本当?」
「ああ。」
「よかった・・・また連絡するね!」
「さん!俺ともメールとかしよ?」
「うん、もちろん。それじゃあねー!」
最後は笑顔だった。
すごく可愛い、部長の家にあった写真の笑顔。
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