* 彼等の護り方 *
「・・・それで、乗ると言うのは?」
「さんの前では僕たちはさんのことが好きなんだと思わせる。」
「・・・・・・。」
「別に今までの行動と変わらないよ。ただ、への想いを周りに見せなければいい。」
「・・・。」
「そうすることで、きっとみんなは僕たちもさんのことが好きだと思う。」
「・・・・・・。」
「どうかな、乗らない?」
「俺は・・・いつも通りの行動をする。」
「と言うことは・・・乗るんだね。」
「・・・・・・ああ。」
・・・君が僕たちのしようとしている事を知れば怒るよね。
他人の悲しみを本当にわかるから。
優しい君を愛しているよ。
でも、今僕は・・・僕たちは君を傍で守ることができない。
君を傷つけることはしたくないから。
いつか・・・本当に太陽の下で君を笑えるといいな。
周りには沢山の仲間たち。
その中心に、君がいる・・・そんな世界であって欲しい。
今、君は氷帝という城で守られている。
僕は今にもその城へ向かいたいよ、でもできない。
でもいつか、行くから、君を迎えに。
その時は・・・僕の手をとってくれますか、お姫様?
「手塚ならそう言うと思った。でも、には言わないでおこうね。」
「ああ。」
「は本当に優しい子だから。」
「そうだな。」
、君を愛しているよ。
僕も、手塚も・・・。
あの時から変わらない、君を。
本当に愛しているよ。
だからどうか、これ以上傷つかないで。
君を傷つける全てのものは僕たちが消していくから。
あの時の笑顔がいつも見ていられるように、なって欲しい。
笑っていて、。
あの時の笑顔を僕たちの前で・・・
「じゃあそろそろ切るね。」
「ああ。」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
もうすぐ始まる地区予選。
僕たちが出会う人たちは・・・誰の味方になるのかな?
それとも、全く関わらないかな?
今はただ・・・を傷つける者がないことを願うよ。
君は本当に傷つきやすい女の子だから。
増えるのなら味方がいい。
敵はいらない。
もしも敵となるのなら・・・許さないよ。
これから戦うだろう強豪たち、敵となるのなら・・・許さない。
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