* 甘味誘惑 *
「あれ?、そんなに急いでどうしたの?」
「萩之介だぁー。」
「どうしたの?」
「あのね、ケーキバイキング行くの、ダメ?」
「今日?」
「うん、今日。」
「いいよ。」
「本当に?」
「うん。」
「わぁーありがとう萩之介!」
「でも、突然どうしたの?」
「あのね、駅前のケーキ屋さん10人以上だと半額なの。」
「ああ、なるほどね。」
「だからみんなで行きたいなぁーって思って。」
「そっか、楽しみだね。」
「うん!」
君は本当に笑顔で笑うから・・・
だからこそ、一緒にいたいと思うんだよ。
いつも傍にいて守ってあげなくちゃって思うよ。
だからどうか、その笑顔を曇らせないでいて欲しい。
「それじゃあ帰りにね。」
「まだ伝えてない人いるの?」
「うん、まだねジローとか長太郎とか宗弘見てないの。」
「ジローなら今頃屋上じゃない?」
「そっか、ありがとうー行ってみる。」
「気をつけてね。」
「もう、みんなそう言うんだよー。」
「それはが危なかしいからでしょ?」
「・・・気をつけます。」
「うん、本当に気をつけてね。」
「ジローいるー?」
「ん・・・ー?」
「あっいたー。萩之介の言うとおりだ。」
「何ー滝が言ってたのー?」
「うん、ジローは今頃は屋上だって教えてくれた。」
「そうなんだー。」
「ジロー・・・ケーキバイキング行きたくない?」
「ケーキバイキングー?」
「うん、みんなで行こうって思ったんだけど・・・。」
「うわぁーそれって楽Cー♪」
「じゃあ・・・いいの?」
「当たり前だCー!」
「やったー!」
のお誘い俺が断るはずないCー。
だってこんなにも嬉しそうな顔するんだよ。
見なきゃ損じゃん。
「、嬉しい?」
「うん、嬉しいー。」
「じゃあ俺も嬉Cー!!」
「でもよかったよかった、ジローちゃんがいやーって言ったらどうしようかと思っちゃった。」
「俺が断るはずないCー。」
「後ね、宗弘と長太郎なの、断れちゃったらどうしよう・・・。」
「大丈夫だって!」
「そうかな?」
「跡部と日吉を落としたんなら絶対大丈夫だCー。」
「難関なふたりだもんね。」
いくらあとベーとか日吉でもの頼み断れないCー。
あっ違う、断らないんだー。
が可愛Eーんだよなーみんな。
うん、俺もそうだけど。
「じゃああとふたりがんばれー。」
「うん、ありがと。あっ寝てちゃダメだよー。」
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