* 練習試合 *










「あの・・・景吾?」


「・・・。」


「私、立海のみなさんのお迎え行かなきゃ行けないんだけど・・・。」


「行かせるかよ。」


「そんな我侭言わないの、景吾?」


「・・・。」


「ねっ離して?」


「・・・。」


「じゃあ一緒にお迎え行こ?」


「・・・。」


「でもね、抱きしめられてると動けないから、手、繋ご?」


「・・・。」


「駄目?」


「・・・わかったよ。」


「よくできました、景吾。」



いつもの俺なら多分切れてるだろう。

でもどうしても・・・が言うと怒れない。




















「何やってんねん、自分ら。」


「うん、立海のみなさんのお迎えに行くの。」


「何でまた手繋いどるん?」


「景吾が抱きしめて離してくれなかったから。」



・・・ホンマに溺愛やな。

抱きしめとったんも立海の奴らに逢わせとーないていう跡部の意思表示。

わかっとるんかな、は。

・・・きっとわかっとらへんやろな・・・。



「俺も一緒に行くわ。」


「侑士も?」


「跡部と繋いでないほうの手貸してみ。」


「う、うん?」


「跡部だけや何て、ズルイやろ?」


「忍足。」


「怒らんといてや。」


「・・・。」


「たまにはええやろ?」


「・・・。」


「早く行こうー、お待たせしちゃ悪いし。」



不機嫌やな・・・。

俺がの手握ってんのがそんなに気に入らんのか?

溺愛やな、ホンマに。




















さーん!」


「こんにちは、赤也。」


「どーも!」


「赤也ずりぃ!」


「先手必勝っすよ!」


、元気かえ?」


「うん、元気だよ雅治。」


!俺のこと覚えてる?!」


「はい、丸井ブン太くんですよね?」


「そうそう!ブン太でいいぜぃ☆」


「えっと・・・ごめんなさい、私あまり詳しくなくて・・・お名前教えてもらってもいいですか?」


「真田弦一郎だ。」


「柳生比呂士です。よろしくお願いします、さん。」


「柳蓮二だ、よろしく頼む。」


「ジャッカル桑原。」


「こちらこそよろしくお願いします。氷帝のマネージャーのです。

今日は両学校のマネージャ的なお仕事させて頂きます。宜しいですか?」


「おい、聞いてないぜ。」


「言ってないもん。太郎ちゃんに頼まれたの。」



「「監督・・・(怒)」」



「立海のみなさん、宜しいですか?」


「よろしく頼む。」


「そう言って頂けて良かったです。至らぬことが多いと思いますが、ご指摘して下さいね。」




 







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