* 優しい幼馴染 *
コンコン♪
「どうぞ。」
「お邪魔しますー。」
「久し振りだね、。」
「うん、って言っても2週間ぶりくらい。」
「そうだったかな?」
「うん。」
「少し前までは毎日ように来てくれていたからね。」
「・・・ごめんね、あまり来れなくて・・・。」
「気にしないでいいよ。」
「あのね、昨日立海と練習試合したの。」
「うん、真田から聞いたよ。」
「いい人たちだね、立海の人たちも。」
「それならよかった。」
「でも!どうしてさんが立海から来たって教えてくれなかったの・・・?」
「・・・・・・が傷つくかもしれないと思ったからね。」
「・・・精市も優しいね。」
「でも言わなかったのは悪かったと思うよ。」
「悪くないよ、精市は。・・・私のこと思ってくれてだからいいの。」
「・・・・・・。」
「あっそうだ。決勝だね。」
「うん。その日、手術が決まったんだ。」
「え・・・。」
「はどうするの?」
「・・・・・・精市の傍にいたい。」
「・・・。」
「でも・・・決勝観に行く。」
「うん、そうして欲しいな。」
「・・・精市。」
「何かな?」
「傍にはいれないけど祈ってるから、絶対に手術成功するよ、信じてる。」
「ありがとう。」
「実はね、言ってないんだ氷帝のみんなに。」
「俺と関係があること?」
「うん。」
「どうして言わないの?」
「わからない。でも言おうと思うの。」
「言うも言わないもの自由だよ。」
「今日ね、迎えに来てくれるの。」
「大切にしてもらってるんだね。」
「うん。大切にしてもらってる・・・。」
「・・・。」
「精市も大切にしてくれて・・・嬉しいよ。」
「でも、俺とのことを氷帝が知ったら驚くだろうね。」
「きっとビックリするね。」
「楽しそうだね、。」
「うん、みんなのビックリする顔が見たい。あっそろそろ帰るね。」
「気をつけて帰るんだよ。」
「手術頑張ってね。」
「ありがとう。」
「みんな!」
「遅かったじゃねぇーか、あーん?」
「景吾が怒ってる・・・?」
「大丈夫やで、跡部は心配やっただけや。」
「本当?」
「跡部心配性ー。」
「うるせぇ。」
「あのね、みんなにね、お話したいことあるんだ・・・聞いてくれる?」
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