* 優しい幼馴染 *
「あのね、幸村精市って知ってる?」
「立海のか?」
「そう。」
「知ってるでー有名やん。」
「そうだったんだ・・・。」
「それで幸村がどうしたんだ?」
「うん、お見舞いって精市のなの。」
「幸村と知り合いだったのか?」
「俺聞いてへんで!」
「俺も初めて知ったCー!!」
「何で教えてくれなかったんだよー!!」
「落ち着いてね、みんな。精市とはね、幼馴染なの。」
「「「「「「「幼馴染?!」」」」」」」
「別にね、何か考えて黙ってたんじゃないの。」
「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」
「驚いた?」
「驚きますよ!!」
「っていうか、幸村は味方なのかよ?!」
「幸村も立海やろ、大丈夫なん?」
「無理すんなよ。」
「でも、いい表情してるよ。」
「うん、みんなのビックリする顔見れてちょっと嬉しい。
ちなみに精市は多分・・・私を傷つけようとする人じゃない。優しい人だよ。」
「それならええけど・・・。」
「氷帝に転入して景吾が話しかけてくれるまでは・・・キヨと精市だけが私の味方だったの。
あの時は私、青学から逃げちゃったから・・・国光も周助も私は裏切っちゃったと思ったから。
だからね、精市もいい人。でも・・・今ね、一番傍にいて欲しいのは・・・氷帝のみんななの。」
「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」
「これからも一緒にいてくれますか?」
「愚問だな。」
そんな質問するんじゃねぇーよ。
約束しただろ、一緒にいるって。
「当たり前じゃん!」
ずっと言ってるじゃん!
俺たちはずっと一緒だって!
「一緒にいるCー☆」
がいないと駄目だCー。
ぜーったいに一緒にいる!
「ウス。」
一緒に、います。
ずっと。
「当たり前だろ。」
一緒にいないわけないだろ。
大切なんだからさ、お前が。
「一緒にいいひんわけないやろ。」
当たり前やん!
姫さんは俺たちが守るって決めてんからな。
「もちろん一緒にいるよ。」
強くて弱い君だから・・・
傍にいてあげたいと思うんだよ。
「俺、先輩と一緒にいたいです!!」
絶対に、離れたくないです!!
俺の大切な人だから・・・。
「一緒にいます。」
守りたいと思った。
この人と一緒にいたい・・・。
「・・・ありがとう、みんな!!」
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