* 毎日の過ごし方 *










「今日は誰だろうねぇー?」


「うーん・・・昨日は岳人だったし・・・。」



いつものキヨとの会話。

山吹行きのバス停の前でいつも同じ会話をする。



「跡部くん辺りだと楽でいいよね。」


「車だから?」


「そうそう、可愛いが歩いていくなんてキヨは嫌です。」


「歩くのも楽しいよ、色々お話できるし。」


「でもー学校行くまでに疲れちゃうよね?」


「みんなね、ゆっくり歩いてくれるから大丈夫だよ。」



マネージャーになってからずっと朝は誰かと学校に行っている。

山吹行きのバス停の前でキヨと誰かを待つ。

誰が来てくれるかはいつもわからなくて、でもみんなゆっくり一緒に歩いてくれる。



「あっバス来たよキヨ。」


「あ・・・ホントだ。」


「乗らなきゃね。」


「乗らないよ。」


「え?」


を誰かが迎えに来るまで一緒にいるよん♪」


「でも、それじゃあキヨ・・・朝練、遅刻しちゃう。」


「大丈夫だって、俺ラッキー千石だから☆」



キヨは優しい。

私を独りにしないためにこうやっているも一緒に待ってくれる。



先輩!」


「あっ若だー。よかった、キヨ、バス乗れるね。」


「ねっやっぱりラッキー千石でしょ?」


「おはようございます。」


「おはよう。」


「先輩たちは来てないんですか?」


「うん、今日は若が一番。」


「そうですか。」


「行ってらっしゃい、。」


「行ってきます、キヨ。」


「それじゃあ行きましょうか。」


「うん。」



今日は若と学校に行くことになった。

若はあまり表情が出ないって言われてるけどそんなことない。

いつも優しい顔してるから。



先輩、どうかしましたか?」


「ううん、若の顔って優しい顔だなぁーって思って。」


「・・・///」


「あっ照れてる照れてる?」


「照れてません・・・!///全く、あなたくらいですよ、そんなこと言うのは。」


「言わないの?」


「言いませんよ。」


「そっか・・・じゃあ私が一番だね。」


「・・・はい。」


先輩!日吉!」



少し先の電柱に立ってる長太郎。

私たちの姿を見つけて走ってきてくれる。



「長太郎ーおはよう。」


「おはよう。」


「おはようございます。」


「ここで待っててくれたの?」


「はい、ちょっとバス停までは間に合わなかったので。」


「ありがとう、待っててくれて嬉しい。」



右には若、左には長太郎。

今度は3人で歩いていく。




 







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