｢嬉しいっすよ、見ててくれて。｣
あっまた顔が赤い。
可愛い。
｢せ・ん・ぱ・いｖ｣
抱きっ
｢だから抱きつくなってば！ワカメ！｣
｢嬉しいって表現っすよー。｣
｢はーなーせー！！｣
｢いやっすｖ｣
｢たるんどる！｣
｢真田副部長・・・。｣
｢真田ちゃんー。｣
邪魔なところに・・・。
｢赤也、休憩は終わりだ。｣
｢うぃーっす。｣
しかも今日の試合相手って真田副部長だし。
最悪。
・・・あっやっぱり最高かも。
先輩見ててくれるだろうし。
｢頑張ってね。｣
｢どーも！｣
｢ああ。｣
｢ちゃんと見ててくださいよね！｣
｢気が向いたらね。｣
嘘ばっかり。
ちゃんと見ててくれるんすよね？
｢俺、頑張りますから！｣
｢はいはい。｣
｢負けたー！｣
めっちゃ悔しいっす！
先輩見ててくれただろうし・・・。
俺ってカッコ悪いじゃん。
｢お疲れ様、赤也。｣
うわ・・・よっぽど疲れてるのかな。
幻聴まで聞こえるし。
｢目が逝っちゃってるよ？
早く帰ってこないとドリンクもタオルもあげないよ？｣
｢・・・先輩？！｣
｢うん、先輩ｖ｣
何で目の前にいるんっすか？
出てくるの面倒だったんじゃ・・・。
｢ドリンクいらないの？｣
｢いるっす。｣
｢はい、どーぞ。｣
｢何でいるんっすか？｣
｢いちゃダメ？｣
｢ダメじゃないっす！｣
むしろ嬉しいっすよ！
憧れのマネージャー(しかも可愛い！)からドリンクもらえるなんてｖ
｢ありがとうございます♪｣
｢いーえ、どう致しまして。｣
｢これからもやってくださいねｖ｣
｢うーん・・・い・やｖ｣
期待してたのに・・・！
１回きりっすか？！
｢たまにでいいですからー。(泣)｣
年下の可愛さをアピールっすよ！
｢もう！・・・気が向いたらね。｣
｢毎日がいいっすｖ｣
｢調子に乗らないの！｣
｢ちぇっ・・・。｣
｢明日練習試合だからね。｣
｢うぃーす。｣
｢幸村ちゃん曰く、赤也はとっても遅刻魔さんらしいから・・・私が一緒に行くからね。｣
｢え？先輩一緒に行ってくれるんすか？｣
というか・・・マネージャーらしいことするんだ。
練習試合とか言ってるし。
｢遅刻したら相手方に迷惑でしょ。｣
｢了解っす！｣
