* 豪華絢爛集団の誘惑 *
「まず突然のお電話お詫び申し上げます。
わたしくし、立海の男子テニス部のマネージャーをさせて頂いている者ですが・・・
氷帝男子テニス部の顧問とされている先生に繋いで頂けるかしら?」
すげぇ・・・っ!!
どっかのお嬢様っぽい!!
さりげなく命令口調だけど。
「私が顧問の榊だ。」
「単刀直入に言います、日曜日に練習試合をしましょ?
用件は以上です、日曜日10時にそちらに行かせて頂きますね。」
ガチャ
先輩、返事は待たないでいいんですか?
要するに先輩は先輩と言うことっすね・・・。
「決まったよv」
「返事聞いてないだろう?」
「大丈夫よね、柳ちゃん?」
「ああ、氷帝が断る確立は0.1%だ。」
「よし、じゃあ10時に氷帝だからねーv」
「先輩、また一緒に行きましょうねv」
「え、やだ。」
「えぇー!」
「だって赤也と一緒だとまた青学まで行っちゃいそうだもん。」
「俺、先輩が来てくれないと絶対に遅刻するっす!」
「私が迎えに行く、決定なの?」
「はいv」
「じゃあこうしよう、みんなで赤也を迎えに行く!」
「おっそれは楽しそうじゃね。」
「よし、仁王ちゃん乗った?」
「おー乗った乗った。」
「私もご一緒いたしましょう。」
「柳生ちゃんも乗ってくれたのね、やったv」
「俺も行くぜぃ!」
「ブンちゃんもね。ジャッカルちゃんは?」
「あ、ああ・・・仕方ないからな。」
「柳ちゃんは?」
「行こう。」
「よし、真田ちゃん?」
「致し方ない。」
「・・・と言うわけでみんなで迎えに行ってあげるねv」
マジっすか?
絶対遅刻できないじゃん。
真田副部長いるし。
最悪・・・。
「うぃーっす。」
「じゃあ今日の練習メニュー発表します!氷帝との練習試合ということも兼ねて・・・今日はダブルス強化日にします!」
「え?俺ダブルスって苦手なんっすけど・・・。」
「苦手だからこそ克服するの!」
「・・・。」
「ペアはまず、真田ちゃんと柳ちゃん。仁王ちゃんと柳生ちゃん。ブンちゃんとジャッカルちゃん。」
「せんぱぁーい俺は?」
「ペアいないね。」
「俺だけ仲間はずれっすか?」
「うーんあっじゃあ赤也は特別メニュー。いつものロードワーク×5ね。」
いつものロードワーク5倍?!
「じゃあ練習開始!」
「ちょっと待て。」
「ん?」
「ダブルスが3ペアだ。」
「あっそっか、じゃあ赤也!」
「なんっすか?」
「ロードワークはやっぱりやめにして・・・2対1の試合ね。」
「俺が1?」
「そうだよ。Aコート!柳生ちゃん&仁王ちゃんvsブンちゃん&ジャッカルちゃん!
Bコート!赤也vs真田ちゃん&柳ちゃん!制限時間なしの12セットマッチ!終わったら休憩ね!」
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