* 豪華絢爛集団の誘惑 *










やって来ました、氷帝学園!

立海も大きいけど・・・・氷帝ってすごいっ!

でも、せっかくの練習試合なのに今日は雨かもしれません。

だって・・・




















『おはよーございますっ!』





抱きっ



いつものようにワカメは抱きついてきました。

でも、ひとつだけいつもと違うことがあります。



『・・・赤也が赤也が・・・家の前に立ってるー!!』


『有り得ないな。』


『柳ちゃん、私は夢を見てるの?』


『抓っちゃろか?』


『いい、痛いのやだ!』


『そーか、残念じゃ。』


『でもさん、夢ではないようですよ。』


『だって・・・だって・・・赤也が遅刻じゃないんだよ!私もう無理やり起こす気満々だったのに!』


『え?!先輩起こしてくれる気だったんですか?うわぁー損したー!!』


『たるんどる!!』



いつものように真田ちゃんの一喝。



『だって先輩が起こしてくれるんですよ!』


『赤也、はきっとお前の思っているようには起こしてくれないぞ。』


『え?!』


『赤也ーどんな想像してたんだぃ?』


『えっと・・・「赤也起きてv」・・・みたいな?』


『有り得ないな。』


『有り得ませんね。』


『有り得ないぜぃ!』


『有り得ないだろ。』


『有り得ないじゃろね。』


『有り得んな。』


『みんなヒドイ!!』


『じゃあできるのか?』


『で、できるわよ!!』


『じゃーやってみんしゃい?』


『い、今?!』


『いんや、また今度な。』


『ちゃんとマスターしておくね、起こす術!』


『術ってなんすっかー!!!』


『術をかけるように精神統一して、だよね?』


『そうじゃないっす!って言うか、先輩・・・術かけるんですか?!』


『ううん、幸村ちゃんがいろいろ教えてくれたけど試したことはない!』


『・・・幸村部長ってなにもの?』


『赤也、そこは深く訊かないほうがいいと思うぜ。』


『あっ!そろそろ行かないと遅刻しちゃう!!』


『えぇーせっかく俺早起きしたのに!』


『大丈夫、今からなら間に合うはず!』




















というわけで・・・あの赤也が遅刻しなかったのです!!

あの、青学まで行っちゃった馬鹿ワカメが・・・。

やっぱり真田ちゃんの言葉と幸村ちゃんの魔術(?)のお陰かな?

さすがは王者立海の部長と副部長だね。




 







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