* 豪華絢爛集団の誘惑 *
「ねぇ真田ちゃんあのキラキラ集団は何?」
目の前がキラキラしています。
それはもう激しいくらい!
「・・・たるんどる。」
そうじゃなくて、私の質問に答えてよ・・・!
黒魔術かけるぞ?(幸村ちゃんに頼んで。)
「ねぇー柳ちゃんあのキラキラは何?」
「氷帝テニス部レギュラーたちだろう。」
「あーホスト集団、さすがホストだねー!」
と言うわけで、走ることにはしませんでした。
だって疲れるし。
あちらも歩いてきているようですので待つことに。
「お前が電話を掛けて来た奴か?」
歩いてきたホスト集団のトップにいるらしい人が声をかけてきました。
何かバックに紫の薔薇が似合いそうです。
「はい、そうですが何か?」
「お前名前は?」
「私、自分から名前を名乗る主義じゃないの、まずはあなたからよ。」
「ククッ上等だ、俺は跡部景吾。」
「ふーん、跡部ちゃんね。」
「はぁ?」
「どうせあなた同じ年でしょ?」
「氷帝3年だ。」
「うん、やっぱり同じ年ね、私、気に入った同じ年の人はちゃん付けで呼ぶ主義なの。」
「俺は名乗ったぜ、お前も名乗れ。」
「命令口調は嫌い。」
「・・・・・・。」
「嘘よ、嫌いは嫌いだけど。私は、立海3年。」
「か。気に入った、俺の女にならねぇ?」
「「「「「「ならない(なりません・ならんぜよ・なるわけないだろ)!」」」」」
「チッ・・・保護者つきかよ。」
「保護者ー?」
「あいつらの意見はどうでもいいんだよ、俺の女になれ。」
「嫌、そんなこと命令されるなんて絶対に嫌。
それで沢山の女の子たちを付き合ってきたのかもしれないけど絶対に長くは続かないわね。
私はそんな男と付き合う気なんて絶対にありえないわね。あなただけが悪いわけじゃない、女の子も悪いわ。」
「・・・。」
「私のこと気に入ってくれたのは純粋に嬉しいと思うわ、でもあなたの女にはなれない。」
「上等だ、まずは俺のことを知れ。」
「また命令形?」
「・・・。」
「なぁーんてね、跡部ちゃん面白いね。」
この人はきっとすごく心が綺麗。
命令形なのはきっとお家柄。
別に嫌味っぽくないし、わざとらしさも感じられない。
「まずは私とお友達になろ?」
「フッ、仕方ねぇーな。」
「はいはーい!ストップっすよ。」
「赤也?」
「跡部さん、先輩に近づきすぎ!・・・アンタ潰すよ?」
「ククッ上等だ。」
「そうだ、跡部ちゃん・・・氷帝の顧問の先生怒ってた?」
「いや、別に怒ってはなかったぜ。」
「よかったーなかなか話がわかる人ね、顧問の先生。」
「跡部ばっかずるいわー俺にも自己紹介させてや。」
関西弁なホスト登場。
なるほど色んなタイプがいるのね。
「俺は忍足侑士な。」
「うん、私は。」
「よろしゅーな。」
「こちらこそ。」
あっこの人いい人だね。
でも、ちょっと怖いかも・・・。
裏では何してるかわからない人、まさしくそんな感じ。
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