* 豪華絢爛集団の誘惑 *
「おい、真田。」
「何だ?」
「あのマネージャーやる気あんのか?」
「・・・俺に訊くな。」
「太郎とアフタヌーンティなんてやっとるで。」
「仕方ないっすよー先輩だし。」
「ちゃんいっつもああなん?」
「そうっすよー!」
「だけずるい!俺もお菓子食べる!!」
「行ってきんしゃい。」
「おう!」
「あっ丸井先輩ー俺も行く!!」
「・・・振り回されてるんだな。」
「・・・ああ。」
「いー女じゃねぇーか。」
「・・・。」
「確かにちゃんいい女やなー。」
「渡さんぜよ。」
「ええ、氷帝に渡す気はありませんよ。」
「怖いなー。」
「「(先輩)!!」」
「赤也にブンちゃん・・・どうしたの?」
「だけずるいー!!」
「あーうん、ごめんね。」
「先輩v俺にもちょーだいv」
「い・やv」
「えぇー!」
「俺も欲しい!!」
「もう、仕方ないなぁー。」
フォークをケーキを突き刺し俺のほうに向けてくれる。
「はい赤也、あーんして?」
え?!
先輩が?!
あの先輩が俺に・・・?!
「赤也、あーん。」
とりあえず口を開けてみると先輩が口の中にケーキを入れてくれる。
「あ、美味いかも・・・。」
しかも先輩が食べさせてくれたしv
「次ブンちゃんね、あーん。」
でも、丸井先輩にもやっててちょっとむかつく。
あとで潰しますからね、丸井先輩。
「美味しい?」
「めちゃウマーv」
「それじゃあそろそろ失礼しますね。」
「行ってよし。」
「太郎ちゃんご馳走さまー。」
「一球入魂!」
「・・・すごいね、長太郎ー!!」
「さんvv」
「今の何なに?」
「サーブです。」
「うん、それはわかる。」
「スカッドサーブって言います。」
「うーん・・・ごめんね、よくわかんない。」
「そうですか・・・。」
「でもね、すごいことはわかったから。」
「ありがとうございます!!」
「で、対する若のフォームは何?」
「日吉は演舞テニスなんです。」
「演舞?」
「はい。」
「若ー演舞テニスって何ー?!」
「演舞テニスです。」
「・・・わかんない!」
「見ていればわかると思います。」
「そっかぁーうん、じゃあ見てるから!」
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