* 元気になるための笑顔 *
「そろそろ面会の時間終了です。」
「はぁーい!あっ看護婦さん!」
「はい、なんでしょう?」
「写真撮ってください、幸村ちゃんとのツーショットv」
「いいわよ。」
「2枚撮ってくださいねー!」
「はいチーズ。」
パシャっ
「うわぁードキドキvちゃんと撮れてるかなぁ・・・?」
「大丈夫だよ、はいつでも可愛いから。」
「幸村ちゃん・・・///」
「ほら、よく撮れているよ。」
「あっ本当だぁ・・・。」
「飾っておくね。」
「うん。看護婦さんありがとうございましたー!」
「いいえ、どう致しまして。」
「今度みんなで写真撮ろうね♪」
「そうだね。」
「今度はみんなでお見舞い来るから!!」
「うん、楽しみにしているよ。」
「じゃあねぇー!」
「、気をつけて帰るんだよ。」
「はぁーい!」
「あれ?みんなー!」
「先輩?!」
「どうしたの?」
「幸村の見舞いだ。」
「でも・・・もう終わっちゃったよ、面会時間。」
「そうなのか?」
「うん、今日は早かったみたい。」
「そうか・・・。」
「今日もまたケーキ?」
「・・・ああ。」
「じゃあ公園で食べよ、みんなの分あるんでしょ?」
「賛成だぜぃー!」
「はいはい!俺も俺もっす!!」
「しかし・・・。」
「真田ちゃん、大丈夫・・・幸村ちゃん元気だったから。
それにね、写真撮ったんだよーvねっ幸村ちゃん元気そうでしょ?」
「・・・ああ、そうだな。」
「だからね、大丈夫だよ。それに面会時間終わっちゃったし。
幸村ちゃんのところの看護婦さん厳しいから、行っても逢わせてもらえないし。」
「真田くん、今回は諦めたほうがいいみたいですね。」
「そうじゃよ、真田。」
「・・・わかった。」
「じゃあみんなでケーキ食べよう!もちろん私の分もあるよね?」
「ああ、100%は幸村のところにいると出ていたからな。」
「よかったv」
「早く行こうぜぃー!!」
「ブンちゃん元気だねぇー。」
「食べ物があるからな。」
「あははっブンちゃんらしいー。」
幸村ちゃん、安心して。
みんな笑ってるから。
幸村ちゃんは自分のことを一番に考えていいんだからね。
私はあなたに救われたんだから・・・。
私からのせめてもの恩返し、まだまだ足りないけど・・・。
ちょっとずつ、返していくから・・・。
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