｢・・・明日は雪か？｣
｢・・・真田ちゃん・・・。｣
｢な、何だ？｣
あーあ、真田副部長地雷踏んだ。
今の先輩にその言葉は禁句だって。
｢グランド１００周！！｣
｢・・・何故だ？！｣
｢明日は雪なんて降りません！｣
｢・・・。｣
｢よってグランド１００周！｣
｢訳がわからん。｣
｢いーから走ってくるの！｣
｢・・・。｣
｢走らないなら・・・。｣
うわっ先輩怖っ！！
真田副部長の顔が青白い！！
｢・・・わかった、走る。｣
｢それでよろしいー！それでこそ王者立海♪｣
真田副部長哀れ・・・。
でも、俺には先輩を敵にまわすことなんてできません、恐ろしくて。
｢いい子の真田ちゃんにはグランド１０周で許してあげる。
ブンちゃんたちも走ってるから一緒に行ってらっしゃい。あと１０周くらいだろうから。｣
｢わかった。｣
｢行ってらっしゃいー！｣
｢何だ弦一郎、お前もか。｣
｢ああ。｣
｢真田もを怒らせたのかー？｣
｢・・・訳がわからん。｣
｢どうせ雪が降るとでも言ったんだろ？｣
｢弦一郎がそう言った確立、９９％。｣
｢・・・。｣
｢真田は何周なんだ？｣
｢１０周だ。｣
｢何で真田だけ１０周なんだよー！！｣
｢丸井、落ち着け。｣
｢ずーるーい！！｣
｢あっ仁王ちゃんと柳生ちゃんだー。｣
｢何であいつらは走ってると？｣
｢うん、雪が降るなんてありえないこと言ったから。｣
｢｢・・・・・・。｣｣
｢そうですか、仕方ありませんね。｣
｢ワカメでさえも言わなかったのに！｣
｢先輩ひどいっす！！｣
｢ど、どうして？誉めてるのに！｣
｢誉めてるんっすかー？！｣
｢誉めてる誉めてるめっちゃ誉めｖ｣
｢さん、今日のメニューは？｣
｢ロードワーク、１２セットマッチの試合、幸村ちゃんのお見舞い！｣
｢いつもと変わらんな。｣
｢・・・そんなこと言う仁王ちゃんには・・・。｣
｢雅治くんは何も言ってませんー。｣
｢・・・。｣
｢言ってなかとよ。｣
｢もう！詐欺師！｣
｢終わったみたいですよ、みなさん。｣
｢あっ本当だー！お疲れさまー！｣
｢ータオルタオル！｣
｢はいはい、どーぞ、ブンちゃん。｣
｢サンキュ！｣
｢ジャッカルちゃんはドリンクね。｣
｢ありがとな。｣
｢真田ちゃんと柳ちゃんはタオルね。｣
｢ああ。｣
｢ありがとう。｣
｢！ドリンクもチョーダイ！｣
｢はいはい、ちゃんとみんなの分作ったから安心しなさいっ♪｣
