* ひとりは淋しい *










、無事かい?!」



突然やってきた男の人。

・・・誰っすか?

俺・・・オールナイトでかなり眠いんすけど・・・。

って男?!

男・・・もしかして先輩の恋人?!



「この狼どもに何もされていないかい?!」



「大丈夫だよー。」





抱きっ






「逢いたかったよ、・・・。」



「・・・たった1日逢わなかっただけじゃない。」



「お前に逢えない1日はとても長かったよ。」



何か恋人の会話に聴こえるんすけど・・・。

しかも激甘の。



「お邪魔しています。」



「あー真田くんがいたんだね、なら安心だ。

そういえば初めて見る顔がいるね、君の名前は?」



「俺っすか?」



「そう、君。」



「切原赤也っす!」



「僕はの父親だよ。」



「・・・父親?!え?!あのメルヘンちっくな部屋の?!」


「そう、赤也・・・この人が私の父親です。」



先輩のお父さんってかなり若く見える!!

俺、恋人かと思ったし、お兄さんでもいけるって!



、少しあちらへ行っていなさい。」



「どうして?」



「切原くんに話があるから、ね?」



「わかったー。」



「娘がいろいろと世話になってるみたいだね。」



「いえ!俺がめっちゃ世話になってるんで・・・。」



「これからもをよろしくね。」



「はい!」



「でも・・・手を出す時はそれなりの覚悟をね?」



「はぁ?!」



「一応みんなにも言ってあるんだけどね。とりあえず半殺し程度で済ませるから。」



怖いっす!(恐)

先輩のお父さん怖いー!!!

でも・・・



「・・・俺、諦めませんから。」



「ふふ、君もここにいるみんなと同じだね。」



「え?」



「ちょっとの脅しじゃ引かないみたいだし・・・君も合格。いつでもおいで、歓迎するよ。」



ってことは今の脅しは冗談?

何だぁーそうっすよね、いくらなんでも半殺しには・・・



「でも、今の言葉嘘じゃないから。覚悟してね?」



「・・・・・・はい。」





















「そーいや、先輩のお父さんって何してる人?」


「えっと・・・色々やってる人。あっ危ないことはしてない・・・はず。」


「・・・・・・。」



半殺しとか言ってる時点でやばいような気がするんすけど・・・



「とりあえず、命を狙われるような仕事でもありそうだけど。」


「はぁ?」


「でも、強いから、本人もお付の人たちも。」


「ちょっと待ってください!先輩は大丈夫なわけ?!」


「うん、全然。」


「・・・・・・。」



何で大丈夫なんっすか?

普通娘って立場一番狙われるんじゃ・・・。



「あの人かなり怖いから。そういう世界では有名なの。私に手を出したらみんな血祭りにされると思ってるみたい。

だからみんな本人たちにしか手を出さないの。私の生活は全く支障もなし、だから赤也たちも大丈夫だよ。」


「・・・。」


「怖い?」


「全然。」


「それならよかった。」




 







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