* 夢の中の世界 *
「マネージャーとしてお世話になります、です。」
そういって俺たちにペコッと頭を下げるのはさん。
今日からマネージャーになる女の子。
「には明日からマネージャーとして働いてもらう。」
・・・手塚が名前で呼んでる?!
珍しいこともあるんだね。
「明日からお世話になります!あと、名前で呼んでくれると私は嬉しいです。」
そういって彼女はもう一度頭を下げた。
笑顔が印象的な女の子。
「大石副部長!」
「何かな、さん?」
「・・・・・・名前でいいですよ?」
「じゃあちゃんだね。」
「はい!」
「俺のことも名前でいいよ?」
「本当?じゃあ秀一郎だね。」
本当にコロコロと表情を変えて可愛い。
なるほど。
不二や英二、桃、それに越前(・・・手塚もかな?)が気に入っているのも頷ける。
「明日からお世話になります!」
「うん、こちらこそよろしくね。」
「じゃあ、また明日です!」
「あっ・・・ちゃん、明日朝練から参加する?」
「朝練・・・はい、参加します!」
「じゃあ明日、7時ごろにおいで。」
「はい、わかりましたー!」
「それじゃあ気をつけて。」
「秀一郎も練習頑張ってねー!」
明るくて、元気で可愛い女の子。
・・・俺も気に入っちゃいそうだな。
「リョーマ!」
「先輩、どうしたの?」
「あのね、ごめん!」
「え?」
「あのね、デジカメのプリント・・・明日でもいい?」
「・・・別にいいけど・・・なんで?」
「うん、お家のほうどうにかしなくちゃなぁ・・・って思ったの!」
「・・・わかったっす。」
「明日、埋め合わせするから!」
「本当?」
「うん。」
「じゃあ別にいいっすよ。」
「本当にごめんね!」
「明日、楽しみにしてるから。」
「うん!じゃあ私、帰るねー!」
「あっ先輩!」
「ん?」
「他の人誘わないで下さいよ!」
「大丈夫ー!」
「あと、今日メール送りますから!」
「うん、待ってるねー。」
「また明日!」
「うん、明日、朝練でねー!練習頑張ってね!」
「うぃーッス。」
「それじゃあお先に失礼しますー!練習頑張ってねー!」
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