* 初めてのお仕事 *










「おい。」


「は、はい!」



この女・・・完璧俺のこと忘れていたな。



「跡部景吾。」


「・・・・・・跡部くん?」


「特別だ、名前で呼ばせてやる。」



こんな女滅多といない。

俺の存在を忘れる奴なんてな。

しかもなかなか可愛い顔してるじゃねぇーか。



「景吾?」


「あぁ。」


ちゃんも大変やなーこんな俺様に好かれて・・・」


「黙れ忍足。」


「でも、俺もちゃんのこと気に入ったでv」


「俺も俺もー!」



他の奴等も向日や忍足に同意するような言葉を言ってやがる。



「・・・なんや、ここにいる奴等全員かいな。」


「・・・・・・じゃあお友達になってくれるってこと?!」



「「「「「「・・・・・・。」」」」」」



「やったやったvお友達いっぱいって嬉しいね!」



・・・コイツ、天然か?

でも、何故かこの雰囲気には勝てねぇ・・・。



「そういえばーちゃんなにやってるのー?」


「えっとね、買出しなんだけど・・・・・・迷いました。」


「どこに行くんだ?」


「ここのスポーツ用品店なんだけど・・・」


「ご案内しますよ!」


「いいの?」


「いいんじゃないかな?」


「・・・・・・じゃあお願いします。」





















「ここですよ!」


「結構近かったんだね・・・お手数をおかけしました。」



いやぁ・・・さすが美形ホスト集団。

歩いてるだけで注目されてましたよ。



「ついでに買いもん手伝だったるでー。」


「ここは俺たちもよく使うしな!」


「なに買うの?」


「えっと・・・・・・このリストに書いてあるものです。」


「テニスボール?」


「えぇーちゃんってテニス部?」


「うん、テニス部のマネージャー。」



「「「「「「テニス部?!」」」」」」



「男子か?」


「うん!」



そういえば・・・青学って去年も氷帝と当たったんだっけ?

氷帝の部長に国光が勝って。

青学の部長に景吾が勝ったって言ってたような・・・。

そして、氷帝は去年全国ベスト16位?



ちゃん・・・気をつけなあかんで。」


「え?」


「そうだぜー!」


「何かあったら俺に言って下さいね。(・・・呪ってあげますから。)」



・・・・・・長太郎に黒いオーラが見えるのは私の気のせいでしょうか?

そういえば・・・長太郎は黒いっていう噂も訊いたことがあるような・・・

人には色々あるもんね。





















「それじゃあみなさん、本当にありがとうございましたー!」




 







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