* 写真 *
「あー・・・やっぱり足りない。」
結構経費かかるのね、青学テニス部。
このままじゃ・・・赤字決定?
こういうときこそマネージャーが頑張らなきゃね。
「よし、そうと決まれば実行開始。」
私が呼び出されないためにも・・・
みなさんには協力してもらいましょう。
「はぁーい、英二はいチーズ!」
「にゃ、にゃ?!」
「こっち向いて?」
「いきなりどうしたにゃ?!」
「あのね、英二にも協力して欲しいの。」
「???」
「部室、みんな集まってる?」
「うん!」
「そっかぁーじゃあ行こう!」
とりあえず、部室に全員集まってて良かったよかった。
だって説明は一気にする方がいい。
あー・・・国光怒ったりしないよね?
仕方ないもんね、青学テニス部のためだもん!
「ねぇ、みんな・・・・・・協力してくれる?」
「どうしたんだ?」
「お願いしてもいい?」
「のお願いならもちろん訊いてあげるよ。」
「本当?」
「もちろんッスよ!」
「あのね・・・写真撮ってもいい?」
「そんなの先輩いつもやってるじゃん。」
「そうなんだけどね・・・」
写真好きだし、記念だし・・・と思っていっぱい撮ってるけど・・・
今回は違う。
「何か考えている確立98%。」
「その通りです。」
「俺たちに協力できることなの?」
「はい、みんなしか出来ないことです。」
「俺たちにできることなら喜んで協力するよ。」
「・・・じゃあ本題に入ります。あのですね・・・・・・このままだと赤字になっちゃいそうなんです。」
「赤字・・・ッスか?」
「あのね、ほら・・・結構経費とかかかるでしょう?」
「確かにな。」
「だからね、その・・・・・・この学校のみなさん(特に女子生徒さんたち)に協力していただこうと思いまして・・・」
「具体的に考えているのかな?」
「はい、みなさんの頑張ってる写真を買ってもらいます。」
「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」
「練習中の邪魔にならないようにってレギュラーの写真は撮らないって決まりになってるって言うこと。」
「うん、そういう決まりになっているね。」
「でも、レギュラーの写真欲しいって言ってる人多いんです。だから・・・・・・」
「・・・俺は別に構わないッスよ。」
「その写真ってもちろんが撮るんだにゃ?」
「うん、私が撮るつもりだけど・・・もちろん、芝さんみたいな写真の腕はないけどね。」
「ねぇ。僕も構わないけど・・・ひとつだけ条件つけてもいい?」
「条件?」
「うん、僕たちの写真をが撮ってもいいから・・・の写真も撮ってもいい?」
「うん?それは構わないけど・・・私なんて撮っても意味ないよ?」
「意味は十分あるよ。」
「・・・・・・?」
「みんな異論はある?が僕たちの写真を撮ることに。」
「・・・部のためなら仕方がないであろう。」
「あっちゃんと確認をとってからにするね。あとは・・・邪魔にならないように気をつけます。」
「部活動に支障がないのならば多少のことは大目にみる。」
「ありがとう、国光!」
よし、とりあえず許可を得ましたー!!
これでとりあえず・・・赤字は免れそうです。
「じゃあとりあえず、みんなの写真一枚ずつ撮ってもいい?」
「ああ、構わない。」
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